今後、底知れぬ大不況の到来が予想されているというのに、とどまる気配すら見せない、警察の交通取締り機器購入に向けた税金の無駄遣い。特に移動オービスは、その取り締まり効果に疑問の目さえ向けられているというのに、我関せずとばかりに各都道府県(警)は入札公募し放題というのが現状だ。1台1,000万円強の高額なおもちゃ、ほんとに必要なんですかね?
その1発! 奈良県警が移動オービス2台を追加購入!
すでにレーザー式移動オービス、LSM-300を導入している奈良県警が、さらに2台の調達に向けた入札を公募中。1台ならともかく、合計3台となれば、その機動力は何倍にもアップする。今後は生活道路はもちろん、幹線道路でも注意が必要だ。
納入期限は令和3年、つまり来年の3月となってはいるが、移動オービスの販売代理店は2社しかなく、さらに、奈良県警が、暗にLSM-300導入をもくろんでいるとすれば、確実に出来レースとなるのは火を見るよりも明らか。早い時期にあっさりと落札されるはずなので、早ければ今年中に稼働開始となるだろう。
その2発! 千葉県警が2機追加導入する移動オービスは、やはりレーダー式?
昨年、レーダー式移動オービス、センシスMSSSを導入した、千葉県警も2台を追加調達。MSSSはレーダー式ながら従来とは異なる周波数帯の電波(Kバンド)で、しかもステルス式の取り締まりも可能。Kバンド対応の最新レーダー探知機でも反応しなかったという声も多数あるだけに、過信は禁物!
納入期限が今年の11月となっているところを見ると、今年中に3台体制となりそうだ。
その3発! 茨城県警はレーザーパトカー追加導入で機動力強化!
いまだに移動オービス導入の情報がつかめない茨城県警。今年度中(~2021年3月)には導入を考えているということなので、秋口あたりになんらかの動きを見せるはずだが、その前に、というわけでもないだろうが、レーザーパトカーの調達に向けた入札を公募している。
考えようによっては移動オービスよりもやっかいなので、狙われやすい単独での高速走行はできる限り避けたほうかいい。とりあえずレーザー探知機には反応するようだが、探知した時にはすでに計測済みという可能性が大だ。