新型コロナウイルスの被害が再び拡大する中ではあるが、決められたルールを厳守することでのイベントの開催が緩和。その中で幕張メッセ(千葉県)にてようやくオートモビル カウンシル2020が開催された。
開催日程:2020年7月31日—8月2日
開催場所:幕張メッセ
久々の幕張メッセでの自動車の大イベント
オートモビルカウンシルとは、2016年より開催される世界のヘリテージカー・イベント。”CLASSIC MEETS MODERN” をフィロソフィとして、日本車メーカー、インポーター、サプライヤー、ヘリテージカー販売店、自動車関連商品、イベントオーガーナイザーが結集する個性的なイベントだ。
ヒストリカルなイベントにも関わらず最新モデルの展示も行われ、今回はマツダより今秋発売予定のMX-30のハイブリッドモデルも展示された。
一見するとヒストリックカーイベントではあるのだが、単なる古い車の展示や、知る人ぞ知るだけのマニアックな集まりではなく、「こんな車なら乗ってもいいかも」と思えるような「今」に根付いたイベントとなっている点が面白い。言ってみれば、ヴィンテージものを身につける感覚で車を見ることができる。
すべてを、良いものは良いとして理解する視点で捉えているため、車を文化として慈しむファンにとっては、厳密な線引きのない共感を生む展示が特徴だと言えるだろう。
展示車両のなかには価格がつけられ、実際に購入することができるものも多いが、単に購入するというだけでなく価格が提示されていることで、これまで縁がないと思っていた人にも「買えるかも」など、より身近に感じることができるなと感じられるといった、新鮮な驚きもある。
コロナ禍を乗り越える大イベントのさきがけ
また今回のイベントは、新型コロナウイルス対策として、同時入場者数を5,000人に制限、状況により入場待ちとなる可能性もあるという。また3密を防ぐ対策、体温管理などが徹底される他、入場者登録シートの提出が必須だ。こちらは、オートモビルカウンシルのホームーページからダウンロードすることができる。
さらに開催期間中には、有料のバーチャルモールも実施されており現地取材の模様を動画化しweb上で観覧することができる。こちは専用電話回線も設置され、ヘリテージカー販売店の担当者に、詳細を直接聞いたり、商談をすることもできるという。