7月6日、JAIA(日本自動車輸入組合)は、2020年6月期の外国メーカー車新規登録台数を発表した。
メルセデス、BMW、フォルクスワーゲンのトップ3を筆頭に、多数のブランドが前年同月割れ
今年6月に新規登録された輸入外国メーカー車(乗用車)は2万1075台。前年同月の3万1131台を32.3%下回る結果となった。
最も新規登録台数の多かったブランドはメルセデス・ベンツ。1〜5月期と同様に前年同月割れしたものの4609台を記録した。トップ10ブランドは下記のとおりで、依然として厳しい販売状況が続いている。
●2020年6月期・輸入乗用車(外国ブランド)新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(4609台/74.6%)
第2位:BMW(3220台/63.2%)
第3位:フォルクスワーゲン(2752台/57.5%)
第4位:アウディ(1822台/74.4%)
第5位:MINI(1714台/63.0%)
第6位:ジープ(1157台/64.2%)
第7位:ボルボ(1156台/59.3%)
第8位:プジョー(817台/72.9%)
第9位:ポルシェ(805台/99.0%)
第10位:ルノー(528台/84.9%)
※パーセンテージは前年同月比
トップ10以下のブランドでは、アバルト(353台/109.6%)やランボルギーニ(67台/101.5%)、ベントレー(67台/126.4%)、キャデラック(51台/1127.5%)といったブランドが前年同月を上回る実績を残している。
20年上半期も多くのブランドが前年同期を下回る結果に
次に、2020年上半期(1〜6月期)の実績を見てみよう。外国メーカー乗用車全体における1月〜6月の累計台数は11万3485台で、前年同期の14万8556台を23.6%下回っている。ブランド別では、登録台数トップ10ブランドのなかで唯一ポルシェが前年実績を上回った。
●2020年上半期・輸入乗用車(外国ブランド)新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(2万4975台/78.7%)
第2位:フォルクスワーゲン(1万7988台/74.7%)
第3位:BMW(1万5820台/67.4%)
第4位:アウディ(9285台/82.1%)
第5位:MINI(8473台/67.4%)
第6位:ボルボ(7427台/80.1%)
第7位:ジープ(5755台/93.6%)
第8位:プジョー(4324台/79.9%)
第9位:ポルシェ(3766台/116.3%)
第10位:ルノー(3011台/78.3%)
※パーセンテージは前年同月比
20年上半期実績において、トップ10以下のブランドで前年実績超えを果たしたのは、シトロエン(1949台/106.2%)、フェラーリ(548台/130.2%)、ランボルギーニ(410台/112.9%)、キャデラック(247台/106.5%)、ロータス(123台/124.2%)、ロールス・ロイス(95台/100.0%)といったブランドが挙げられる。