7月2日、グループPSAジャパンは、フルモデルチェンジを受けた新型「プジョー208」を発売した。税込車両価格はプジョー208が239万9000円〜293万円、プジョー初のピュアEV「e-208」が389万9000円〜423万円だ。
1.2ℓターボ車は3グレード、e-208は2グレードを設定
新型208には新世代プラットフォームの「CMP(コモン・モジュラー・プラットフォーム)」を採用。ボディサイズは全長4095×全幅1745×全高1445mm(208アリュール)で、ホイールベースは2540mm。従来型より120mm長く、5mm幅広く、25mm低くなった。最小回転半径は5.4mで従来型と同じだ。
エクステリアでは、通称セイバー(サーベル)と呼ぶデイタイムランニングライトが両脇に縦に走るフロントマスクや、トランクリッド幅いっぱいのブラックバンドを採用したリヤエンドなど、新世代プジョー車を感じさせるディテールが用いられている。
インテリアでは、プジョー独自の「i-コックピット」が、3Dデジタルヘッドアップインストルメントパネルやセンターパネルの7インチスクリーンなどで構成する「3D i-コックピット」の採用がニュースだ。
ガソリン車「208」は、100ps/205Nmを発揮する1.2ℓ直列3気筒ターボ「ピュアテック」エンジンに8速ATを組み合わせ、前輪を駆動。スムーズで軽快、そして効率とレスポンスに優れた走りを実現する一方で、19.5km/ℓのJC08モード燃費を実現している。
「208」のグレードバリエーションは、ハロゲンヘッドライトや16インチホイールキャップを採用するエントリー版の「208スタイル」、3D i-コックピットや16インチアロイホイール、電動パーキングブレーキなどを標準装備する「208アリュール」、そしてフルLEDヘッドライトや17インチアロイホイールなどが標準となる「208 GTライン」の3グレードを設定。
プジョー初のピュアEVとなる「e-208」は、ボディカラーに合わせてペイントされる専用のフロントグリルや角度によって見える色調が変わるライオンエンブレム、そしてCピラーに「e」エンブレムが装着され、ピュアEV仕様であることを主張する。
パワーユニットは136ps/260Nmを発するモーターと50kWhのリチウムイオンバッテリーの組み合わせ。航続距離は欧州のWLTPモードで340kmと発表されている。走行モードは、136ps/260Nmを発揮する「スポーツ」、109ps/220Nmを発する「ノーマル」、そして82ps/180Nmの「エコ」の3種類が設定された。
バッテリーの充電は、車載ケーブルによる普通充電で100%充電するのに18時間(50km走行分の充電時間は約4時間弱)、ウォールボックス型普通充電器の使用では100%充電するのに約9時間(50km走行分の充電時間は約2時間弱)、そしてCHAdeMO(チャデモ)方式では80%充電するのに約50分と発表された。
スマートフォンから充電操作が可能な「リモートチャージング」や、遠隔でエアコンの操作ができる「プリコンディショニング」といった機能で構成される「eリモートコントロール」が搭載されるのも、e-208の特色として挙げられる。
e-208のグレードバリエーションは、エントリー版に位置付けられる「e-208アリュール」と、上級の「e-208 GTライン」の2グレードをラインナップ。パワートレインをはじめとするe-208専用アイテムを除く装備・仕様内容は、ガソリン車の同名グレードに準じている。
●新型プジョー「208」&「e-208」モデルラインナップ●プジョー公式ウェブサイト
[208]
・208スタイル:239万9000円
・208アリュール:259万9000円
・208 GTライン:293万円
[e-208]
・e-208アリュール:389万9000円
・e-208 GTライン:423万円
※価格は消費税込み