ブリヂストンは、イギリスのTransense Technologies PLCが保有するiTrackソリューション事業の買収を完了した。
Transense社のiTrackソリューション事業は、鉱山事業者様にタイヤメンテナンスや車両運行オペレーションの効率化・最適化に貢献するソリューションを提供しており、グローバルで高い評価を得ている。鉱山車両用タイヤ向けに専用設計されたタイヤ空気圧モニタリングシステムの提供を通じて、タイヤの温度や空気圧データとともに、車両位置情報や走行速度などのデータを統合して把握し、鉱山事業者様の生産性と収益性の向上に向けたオペレーションの効率化・最適化に貢献している。
ブリヂストン常務執行役員・G-MAAソリューション事業管掌の草野智弘氏は、今回の買収完了に関して以下のように述べている。
「当社は足元のタイヤ・ゴム事業を更に強化するとともに、これをベースにタイヤデータやモビリティデータを活用して新たな「価値」を創造し、その「価値」を提供するソリューション事業を進化させていきます。今回の事業買収は、モビリティの領域においてサステナブルで先進的なソリューションの提供を目指す当社の戦略を加速させる確かな一歩となります」
ブリヂストンとTransense社は、2019年8月に業務提携契約を締結し、鉱山事業者様にTransense社のiTrackソリューション事業を通じたサービスの紹介を開始している。そのサービスは非常に高く評価されており、今後更に多くの鉱山事業者様に提供していきたいと考えている。今回の買収により、Transense社のiTrackソリューション事業に従事する全従業員は、今後ブリヂストンのチームメイトとして進化するモビリティ社会を支えていく。