グループPSAジャパンは6月24日、DSオートモビルズのコンパクトSUV「DS 3クロスバック」に設定されたピュアEV仕様「E-TENSE」を日本で発売すると予告した。正式発表は7月29日で、発売日は発表日に明かされる。
100kWモーターと50kWhのバッテリーを搭載。航続距離は320kmを実現
DS 3クロスバックE-TENSEには、電動化プラットフォーム「eCMP」を採用。バッテリーやモーターを効率的に配置することにより、5名乗車のキャビンと、クラストップ水準となる350ℓの荷室スペースが確保されている。
パワーユニットは100kW(約134ps)を発揮するモーターに、50kWhのバッテリーを組み合わせる。同社の発表によれば、WLTPモードによる航続距離は320kmを実現するという。
ドライビングモードは、航続距離を最大化する「ECO」、「NORMAL」、そしてパワーとトルクを最大化する「SPORT」の3つ。これらのモードとは別に、フォーミュラEマシンからインスパイアされた「NORMAL」と「BRAKE」のふたつのエネルギー回生システムが実装されており、ドライバーは好みに応じてシフトレバーの操作により随時選択することが可能。
NORMALでは、アクセルを戻した時の内燃機関のエンジンブレーキの挙動をシミュレーションし、人の感覚に寄り添ったなじみのある自然な減速感を実現する。BRAKEは最大減速度約1.3m/sとなり、いわゆるワンペダルドライブに近い運転が可能だ。
装備面では、バッテリーのヒートポンプやタイヤ空気圧モニタリングシステム、回生ブレーキと統合されたABS、ESP、レーンキープアシスト、ヒルスタートアシスト、リヤパークアシスト、オートエアコン、本革巻きステアリングホイール、8個のエアバッグ、フラッシュフィッティングドアハンドルなどが標準で備わるとのこと。
なお、グレード展開や充電方法、充電時間、諸元、車両価格といった詳細は、7月29日の発表日に公表される予定だ。