北米日産は現地時間の6月15日、新型ローグ（日本名：エクストレイル）を発表した。2020年秋に生産開始が予定されている。
存在感のあるデザイン
新型ローグのデザインは、フローティングルーフや進化したVモーショングリルなどの日産の特徴的なデザイン要素を採用し、ユニークなヘッドライト形状や「U字型」のボディサイドハイライトなどのエキサイティングな新機能を追加している。照明エリアが拡大された新しいマルチレベルLEDヘッドライトは、すべてのグレードに標準装備され、強力なフロントグリルのデザインを際立たせている。
快適さと実用性を追求したインテリア
新型ローグのインテリアは、乗車する全員に快適さと実用性を提供するように設計された。Nissan Intelligent Key™を使用した車両へのアクセスは、フロントドアだけでなくリアドアにも拡張されている。これで、運転手または助手席は、フロントドアハンドルのボタンでロックを解除する必要がなく、リアドアハンドルのボタンに触れるだけで（または、2回押すことですべてのドアのロックを解除できる）、リアドアのロックを解除できる。
後部ドアは、90度近く開いているため、チャイルドシートの出し入れが簡単で、出入りが簡単だ。また、後部座席のゼログラビティ低疲労脊椎サポートシートは乗員の居住性をより快適なものにする。さらに後部座席は、前席とは独立に空調の温度を設定することができる。
高度なコネクトテクノロジー
新型ローグは最新で高度なコネクトテクノロジーを採用している。乗員はAppleCarPlayやAndroid Autoに接続でき、スマホをポケットやカバンに入れながら、音楽を聞いたり、通話をしたりすることができる。また、ワイヤレススマートフォン充電器が備わっている。
さらにインパネ、運転席周りには3つのハイテクディスプレイを搭載しており、車両情報の取得も簡単だ。フルカラーの10.8インチヘッドアップディスプレイ、12.3インチの「デジタルダッシュボード」ゲージクラスター、大型のフローティング9.0インチタッチスクリーンディスプレイが組み合わされている。特にヘッドアップディスプレイはローグでは初採用で、10.8インチというサイズはセグメントでも最大級のサイズだ。
高水準の安全技術
新型ローグはクラスで最もスタンダードな安全装備を備えており、Nissan Safety Shield 360を標準に備えた最新のモデルだ。Nissan Safety Shield 360テクノロジーには、歩行者検出機能を備えた自動緊急ブレーキ、ブラインドスポット警告、後方横断交通警報、車線逸脱警告、ハイビームアシスト、および後方自動ブレーキが含まれている。またステアリングアシストとインテリジェントクルーズコントロールからなる「ProPILOT Assist」も備わっている。
2.5リットル直4エンジンを採用！
新型ローグは全車2.5リットルDOHC直列4気筒エンジンが採用されている。最大出力は181hpで11hp増加しており、最大トルクは25kgmで0.8kgm強化された。ミラーボアコーティング、可変排気量オイルポンプ、排気マニホールド、e-VTC吸気バルブなどが改良されている。FF車では、コンソールのスイッチで3つの駆動モード（スポーツ、標準、エコ）が切り替えられ、AWDモデルには、オフロード、スノー、スタンダード、エコ、スポーツの5つのドライブモードがある。
新型ローグは、2020年秋に北米で発売される。トヨタ・RAV4やホンダ・CR−Vなど強力なライバルが多い中、日本でもエクストレイルとして導入される予定で楽しみな一台だ。
