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ホンダエイプ100のターボ仕様。軽自動車用部品とガス管を流用し、峠でビッグバイクをカモる!


複雑に入り組んだエンジン周りに注目!縦型エンジン搭載のエイプ100が、独自の後付けターボチャージャーシステムによって超ヘビーなフォルムにチェンジ。月刊モトチャンプ誌で行われたミニバイクドラッグレース「SS1/32mile(50.29m)」を3秒台で激走するエイプ100改をご紹介しよう。


REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)


PHOTO●岩島浩樹(IWASHIMA Hiroki)


※4MINIチャンプ7より(2004年発売)


※この記事は4MINIチャンプ7(2004年発売)を元に再編集したものです。情報は掲載当時のものとなります。

ヘビーな外観だけでなく、ターボのしくみや加速力も超本格派

ターボユニットは「超過激な軽自動車」として知られる「スズキ アルトワークス」用を流用。ターボチャージャーによる過給圧は0.8kg。

エンジン右横に配置されたターボユニット。小型車ならではの「独自のチャンバー装置」や、「ホンダ アクティ」用の純正触媒(エンジン右横の5102のゼッケンが貼付されたパーツ)を流用装着。パイプ類はガス管を流用済み。

「チャンバー装置」など、独自の手法を採用したターボチャージャーのしくみや詳細は写真をクリック!

 重量感溢れる、エイプ100改のフォルムに注目! 写真は過給機付き4ストミニの神髄ともいうべき、ヘビー級スタイルのエイプ100改。50.29mのタイムを競う、月刊モト・チャンプ誌でもおなじみのドラッグレース『SS1/32mile』に出場した、4Oクラス(4ストローク過給機付き)のエイプ100ターボチャージャー仕様だ。




 オーナーはモンキーのターボチャージャー仕様(写真のモンキー改)で4Oクラスに出場し、3秒733を記録して2003年4Oクラスの年間チャンピオンに輝いたターボおじさん。




 ターボチャージャーとは、排圧によってタービンを回し、より多くの混合気を押し込んでパワーアップさせるシステムのこと。




 写真のエイプ100改は、スズキの軽自動車スポーツ「アルトワークス」のターボユニットを流用装着し、独自に考案した、小排気量車ならではのチャンバーシステムを採用。




 上記に加え、ホンダの軽自動車「アクティ」用の純正触媒を新たに装着。これにより、未装着時よりも低・中速域でのトルクの伸びを飛躍的に向上させている(触媒本体がマフラーを加熱し、排気ガスの脱げがアップする)。




「ホンダのゼロハンスポーツモデル・CB50の血統を継承したエイプ100のホンダ縦型エンジンは、とにかく頑丈。モンキーなどのカブ系横型エンジンよりも、ターボチューンには向いているかも?」と話すのは、エイプ100改をカスタマイズした、ベテランの四輪整備士でもあるオーナー氏。




 エイプ100改のエンジンは、エイプ100用をベースに115ccにボアアップ。前後ホイール・前後ドラムブレーキ・スイングアーム・フロントフォークなどの足周り、ガソリンタンク・ヘッドライト・サイドカバー・前後フェンダー・Wシートなどの外観は、基本的にノーマルのままとしている。

ノーマルのヘッドライトケースに埋め込まれたスピードメーター(中央)はノーマルを使用。左側に社外タコメーター、右側にHKS製ブーストメーターを後付け。

『SS1/32mile』のステージにおいて、このエイプ100改は、5000回転あたりからターボが効き始めると、タコメーターの針は1万4000回転まで一気に跳ね上がるという、超過激な走りを披露。ブースト圧は0.8kg(モンキー改は0.3kg以上)に設定済みだ。




 撮影時、このエイプ100改のタイムは、3秒833を記録。記録的には3秒前半をマークする2スト勢には及ばないが、ブースト圧が高まる後半25mでの怒涛の加速力は、見る者を思わず「ええ……何コレ……」と絶句させてしまうほどの驚異的なもの。




 四輪整備士ならではの知識や経験、また、独自の手法を駆使した「ターボのしくみ」や、ノーマルのエイプ100については、下記ページを要チェック!

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