5月18日、TRDやモデリスタを擁するトヨタカスタマイジング&ディベロップメントは、新型コロナウイルスの医療従事者への二次感染リスク低減を目的に開発したストレッチャー取付式簡易アイソレーター「e cupsule」を、6月1日に発売すると発表した。
カバーは無色透明のビニール製で、内部では高い集塵性能を持つ「ULPAフィルター」が作動
「e cupsule」は、日本で唯一のクリーンエアシステム専門メーカーである日本エアーテック株式会社とのコラボレーションによって企画・開発されたもの。既存のストレッチャーに簡単に取り付けできるのが大きな特徴だ。感染者を収容する際のフードは無色透明のビニールカバーで、単回使用とすることで二次感染のリスクを低減する。
ビニールカバー内には、高い集塵性能をもつ「ULPAフィルター」を装備。集塵効率は0.1~0.2μm粒子にて99.9999%以上を誇る。電源供給は入手性の高い乾電池式(単2型アルカリ乾電池8本)が採用され、車両収容後は付属のAC100V/DC12V電源を用いた運用が可能となっている。なお、同製品は世界的な生産、物流停滞に左右されにくい国内生産品としている。