外車ってバイクも車も乗り始めてから苦労しそうなイメージがあると思います。
現代はネットが発達しているので海外のパーツを自分で取り寄せたりもできますが、中にはそれさえ情報がない物も…。
今回は輸入バイクを幅広く取り扱うSOXに、消耗品や補修パーツ、保証に関してなどなど取材しました!
PHOTO●渡辺昌彦(WATANABE Masahiko)
問い合わせ●バイク館SOX(https://bs-sox.com)
消耗品はほぼ心配なし?!
乗り続ける限り変えなければいけないタイヤ、チェーン、ブレーキパッドなどの消耗品。
海外モデルだから消耗品も海外から取り寄せしなきゃ…と思うかもしれませんが、こういった消耗品関係は日本のメーカーのものが大体使えるのだそうです!
実際SOXの海外モデルを修理する際、ほぼ大半は国内のパーツを使って修理、交換しているそうです。
タイヤやチェーンは同サイズのものが日本でも売られており、そのまま装着可能。
オイルやオイルフィルターも国内で売っているものが使えます。
ブレーキパッドは車種が限定されそうですが、SOXでは日本のブレーキパッド専門メーカー「ベスラ」と協力して、扱っている海外モデルに使えるブレーキパッドをしっかり用意してるんです。
逆に国内のパーツで代用できないのはエアフィルターです。
多くの車種は国内のものを流用するのですが、一部モデルは同型エンジンでも車種によって形が違ったりするので、この場合は海外に取り寄せとなります。
取り寄せは依頼から大体1ヶ月〜2ヶ月ほどかかってしまいますが、新車で売られているバイクならばちゃんと手に入ります。
海外からの取り寄せはSOX店舗でパーツリストを見ながら発注できるので苦労はしませんが、ネット注文は不可となっています。
SOXでは一部モデルの消耗品パーツを倉庫にストックしていたり、近くのSOXになくても他店の在庫を取り寄せることもできるため、まずは相談してみるのがおすすめです。
消耗品以外は多少苦労するパターンも?
消耗品関係はSOXに頼めばほぼ完璧ですが、消耗品以外のパーツは少し独特かもしれません。
外装パーツは国内に無いので取り寄せ、メーターなどの細かい内部パーツが壊れてしまった際も取り寄せになってしまいます。
SOXでは今後外装などの国内で中々手に入らない細かいパーツをストックするシステムを準備中とのこと。まだ詳細は決まってませんが、今後はこういう部分のパーツも簡単に手に入るようになるかもしれません!
ちなみに海外モデル用のパーツはAmazonなどで見かけることもありますが、大半がノーブランドで純正部品は少ないそうです。
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海外モデルだからこそ気をつけておきたいポイントは?
海外モデルだからこそ普通とは違うポイントは実はパーツ以外にも少しだけあります。
まず取扱説明書が現地の言葉なので翻訳が必要、サービスマニュアルはありません。
なのでもし買ってから自分で整備する場合は国産とは少し違う苦労があるかもしれません。