ヴァレオは、 車両が牽引しているトレーラーやトレーラーハウスを視覚的に透明にしてドライバーが後方を確認できる世界初のシステム「ヴァレオXtraVue(TM)トレーラー」で2020年PACEアワードを受賞した。 このユニークで画期的な運転支援技術により、 ドライバーは牽引自動車をより簡単で安全に運転できるようになる。
ヴァレオXtraVueトレーラーにより、ユーザーは被牽引車の後方を見ることができるようになる。ヴァレオが開発したカメラとソフトウェアにより、このシステムは牽引車と被牽引車から撮影されたデータを統合して一つの映像にする。このイメージを前方のモニターに映し出すことにより、ドライバーはあたかもトレーラーやトレーラーハウス越しに透けて見えるように車両後方で起きていることを確認することができる。これにより、運転操作は被牽引車のサイズにかかわらず、これまでにないほど簡単になるだろう。ドライバーは自車の周囲をしっかりと確認しながら車線変更や、バック、駐車などの運転操作を行うことができる。
CES 2019ラスベガスで披露されたヴァレオXtraVueトレーラーは、同年末に米国市場で上市された。これは一つのイノベーションを発表から生産開始まで迅速に進める同社のスピード感を象徴している。
20年以上にわたり、オートモーティブニュースは、自動車業界に貢献する卓越したイノベーションや技術革新や業績をあげたサプライヤーをPACE(Premier Automotive Suppliers' Contribution to Excellence)アワードで表彰してきた。この名誉ある賞は、業界でのイノベーションのベンチマークとして世界中で認められている。
ヴァレオ・コンフォート&ドライビングアシスタンスシステムビジネスグループのプレジデントであるマーク・ヴレコ氏は「ヴァレオXtraVueトレーラーは、被牽引車を視覚的に透明にすることでドライバーが車両周囲全体をクリアに視認できるようにするユニークなイノベーションです。今回の受賞は、この画期的なテクノロジーを開発した私たちのチームの創造性、 専門知識とスピード感を証明するものです」と述べた。ヴァレオは運転支援システムの世界的なリーダーであり、この分野で約20%のマーケットシェアを有している。