前回はクルマから電源を取るためのカーインバーターの選び方を紹介しましたが、今回はその続編。本来廃棄予定だった中古のカーバッテリーはスマホの電源として活用できるのか、を検証してみました。
●テストを行った家電
・ノートPC……動作OK
・スマートフォン……動作OK
・扇風機(120W)……動作OK
・赤外線ヒーター(900W)……動作NG
・ドライヤー(1500W)……動作NG
その後、スマホ(スマートフォン)の充電も行いましたが、こちらも問題なく充電できました。このバッテリー容量で何回くらい充電できるのかも気になるところなので、充電がほぼ空の状態から何度か試してみましたが5回までは充電可能でしたが、当初12.5Vあった電圧は、6回目の充電途中で7.4V〜8Vまで低下。これ以上はスマホを充電することができませんでした。
40B19Lのバッテリーはおおよそ28000mAhの容量があるので、もう少し充電回数が稼げると思ったのですが……中古バッテリーなので容量が低下していたためでしょうか。モバイルバッテリーよりも見た目はとてつもなく大きいけれど、実際に家電製品を動かせる時間、容量は思いのほか少ないようです。
●今回のテスト結果
・スマートフォン 0%→100%充電回数……6回(の途中まで)
結果としては、使い古しのバッテリーでも、カーインバーターがあればスマホやPCの充電程度には使えることがわかりました。古くなったバッテリーは新品と交換で廃棄してもらうことが多いかと思いますが、いざというときのために保管しておくのも手かもしれません。
ただし防災用として使用するには、あらかじめ良い充電状態にしておく必要があるということ。使い古しのバッテリーは容量も低下していますし、放電も早くなっている可能が高いので、災害時に活用するには、台風や大雨が来る前にしっかり充電しておきましょう。