「ロイヤルエンフィールド」の日本総代理店『ウイングフット株式会社』は、インドのアイシャーモータースとの契約終了に伴い、ロイヤルエンフィールドの輸出入に係わるすべての業務を終了すると発表した。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
1901年にオートバイの生産を開始。「ロイヤルエンフィールド」は世界で最古の名門バイクメーカー
長年、変わることのない設計から、“化石のようなバイク”と揶揄されることもあったロイヤルエンフィールドの各モデル。そのイメージを覆したのが、軽量さと揺るぎないポテンシャルを誇る、正真正銘のカフェレーサー「コンチネンタルGT」だ。
路面へのサポートを増強するピレリ製Sports Demonタイヤ。操縦性を高めるパイオリ製ガス封入式リヤショックアブソーバー。ブレンボ製ディスクブレーキ。戦闘的なポジションのクリップオンハンドルバー。味わいのあるクラシカルなレーサーシルエット。カフェレーサーならではのレーシーなポジション……。ピュアなモーターサイクルを表現したロイヤルエンフィールドの最高傑作とも呼ぶべき1台に仕上げられている。
パワフルな535cc単気筒エンジンは、新設計のオールアルミ。ボア87mm×ストローク90mmのロングストローク仕様。最高出力は21.4kw(29ps)。パワフルなエンジンでありながら、トルクフルなシングル独特のフィーリングを獲得。シリンダー形状やREのロゴが刻印された腰下のケース形状など、高級感とクラシカルテイストが盛り込まれている。
フレームにはツイン・ダウンチューブ・クレードルを初採用し、安定したコーナーリング性能を実現。エンジン始動はセルスターター式のため、バイクビギナーも安心。前後18インチのホイールと高剛性フレームが生み出す操縦性は非常に軽快で、ワインディング走行も得意だ。
「しかしながら排ガス規制のEURO4には適応せず、2018年に生産終了となった。
エンジン:4ストロークOHV
ボア・ストローク:87mm×90mm
総排気量:535cc
圧縮比:8.5:1
最高出力:29.1bhp(21.4kw)(29ps)/5100rpm
最大トルク:44Nm/4000rpm
電装:12v
点火方式:バッテリー/コイル
潤滑方式:ウェットサンプ
クラッチ方式:湿式多板
トランスミッション方式:常噛5段リターン
懸架方式
前:41mmテレスコピック
後:Paioli製ガスショックアブソーバー
ブレーキ形式
前:Brembo製300mmフローティングディスク
後:240mmディスク
タイヤサイズ
前:100/90-18, 56H Pirelli Sports Demon
後:130/70-18, 63H Pirelli Sports Demon
燃料タンク容量:13.5L
車両寸法:2060×760×1070mm
ホイールベース:1360mm
最低地上高:140mm
シート高:800mm
半乾燥重量:184kg
2018年発売時の価格:87万9000円(消費税8%込)※2018年モデルで生産終了