ベントレー・モーターズはこのほど、後席の乗員がスマートフォン感覚でキャビン内の設定などをコントロールできる「タッチスクリーンリモート」を開発し、新型フライングスパーに採用したことを発表した。
ボンネット先端に備わるマスコット「フライングB」の格納・展開までリモート操作可能
現代のラグジュアリーサルーンでは、キャビンのセンターコンソール後部などにタッチスクリーンを配置し、後席乗員がエアコンをはじめとする各種操作ができるようになっているモデルが多くなっているが、ベントレーが新たに開発した「タッチスクリーンリモート」は、ディスプレイ部分が磁石で装着されており、乗員は取り外してスマートフォンを扱うように操作できる点が新しい。
タッチスクリーンリモートで操作できるのは、後席用のエアコンやシートのマッサージ機能、ブラインドの開閉、アンビエントライティングなど多岐にわたり、後席乗員はリラックスした体勢のまま各種の機能を設定・変更することが可能だ。
また、これまで前席乗員しかアクセスできなかった車速や走行距離、外気温、ナビゲーション情報といった情報も確認できる。さらに、ボンネットフード先端にあるマスコット「フライングB」の格納および展開も操作できるというから恐れ入る。
ディスプレイは1280×720ピクセルで、3200mAのリチウムポリマーバッテリーが組み合わされているので、長時間のリモート操作にも対応する。