4月9日、フェラーリは世界で最も権威のあるデザイン賞のひとつであるドイツの「レッド・ドット賞2020」において、新型フラグインHVスーパースポーツモデル「SF90ストラダーレ」が、最高賞となる「ベスト・オブ・ベスト賞」の栄冠に輝いたことを発表した。合わせて「F8トリブート」と「ローマ」も「レッド・ドット賞」を獲得している。
同賞のベスト・オブ・ベスト賞は6作目
レッド・ドット賞はドイツの「Design Zentrum Nordrhein Westfalen(ノルトライン・ヴェストファーレン・デザインセンター)」が主催する、1955年から65年におよぶ歴史を持つ世界最大級のプロダクトデザインアワードで、世界各国から応募された自動車に限らない幅広いカテゴリーの工業製品から、デザインの革新性、機能性、人間工学などの9つの基準に基づき審査が行われる。
フラビオ・マンツォーニ率いるフェラーリデザインセンターが手がけたSF90ストラダーレは、フェラーリ初の量産プラグインハイブリッドスーパースポーツで、同社のブランドの歴史における新しい章の始まりを示すモデルとして生み出された。ちなみに日本には2019年10月に上陸が発表されている。
V型8気筒ツインターボエンジンに前後合わせて3基のモーターを組み合わせ、システム総合で1000psを発揮。モーターのみのゼロエミッション走行は最大25kmだ。
フェラーリがこの賞の「ベスト・オブ・ベスト賞」を獲得するのはSF90ストラダーレが初めてではない。これまでに「FXX-K」「488GTB」「J50」「ポルイトフィーノ」「モンツァSP1」が獲得しており、これで6作目となる。なお「レッド・ドット賞」などを合わせると、2015年から17モデル以上が同賞を受賞していることになる。
なお、同賞の表彰式は、6月22日にドイツ・エッセンで開催される予定だ。