4月6日、JAIA(日本自動車輸入組合)は、2020年3月期の外国メーカー車新規登録台数を発表した。
メルセデス、フォルクスワーゲン、BMWのトップ3を筆頭に、多数のブランドが前年同月割れ
今年3月に新規登録された輸入外国メーカー車(乗用車)は3万1630台。前年同月の3万6614台を13.6%も下回る結果となった。
最も新規登録台数の多かったブランドはメルセデス・ベンツ。1月期、2月期と同様に前年同月割れしたものの6922台を記録した。トップ10ブランドは下記のとおりで、厳しい販売状況ながらジープやポルシェが前年同月を上回る実績を残した。
●2020年3月期・輸入車新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(6922台/88.3%)
第2位:フォルクスワーゲン(5312台/82.0%)
第3位:BMW(4784台/80.2%)
第4位:アウディ(2303台/99.9%)
第5位:MINI(2295台/73.7%)
第6位:ボルボ(1864台/89.9%)
第7位:ジープ(1415台/124.7%)
第8位:プジョー(1266台/87.2%)
第9位:ポルシェ(1053台/169.8%)
第10位:ルノー(932台/79.5%)
※パーセンテージは前年同月比
トップ10以下のブランドでは、フィアット(804台/107.9%)やシトロエン(560台/152.2%)、フェラーリ(117台/191.8%)、DS(78台/104.0%)が前年同月を上回る実績を残している。
2019年度(2019年4月〜2020年3月期)の実績は前年度比5.2%減
一方、2019年4月から2020年3月までの2019年度の実績も公表されたが、こちらも輸入乗用車全体の対前年度比は2018年度の30万6690台から5.2%減となる29万741台だった。
2019年度実績のトップ10ブランドは以下のとおりで、アウディやボルボ、ジープ、プジョー、ポルシェが前年同期を上回った。なお、トップのメルセデス・ベンツは、輸入乗用車における登録台数シェアを2018年度の21.82%から22.2%に伸ばしている。
●2019年度・輸入車新規登録台数トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(6万4539台/96.4%)
第2位:フォルクスワーゲン(4万5537台/87.5%)
第3位:BMW(4万4231台/86.9%)
第4位:アウディ(2万5191台/105.3%)
第5位:MINI(2万2255台/86.3%)
第6位:ボルボ(1万8540台/103.7%)
第7位:ジープ(1万4170台/127.7%)
第8位:プジョー(1万335台/103.5%)
第9位:ポルシェ(7694台/114.0%)
第10位:ルノー(6361台/86.3%)
※パーセンテージは対前年度比
●2019年度登録台数実績における輸入乗用車市場シェア・トップ10
第1位:メルセデス・ベンツ(22.2%)
第2位:フォルクスワーゲン(15.66%)
第3位:BMW(15.21%)
第4位:アウディ(8.66%)
第5位:MINI(7.65%)
第6位:ボルボ(6.38%)
第7位:ジープ(4.87%)
第8位:プジョー(3.55%)
第9位:ポルシェ(2.65%)
第10位:ルノー(2.19%)