国土交通省は、4月1日から道路運送車両の保安基準等を改正し、国際基準(WLTP)に基づく燃費・電費測定を義務化したと発表した。この改正により、燃料電池自動車(FCEV)や電気自動車(EV)についても 自動車同士の環境性能を国際基準によって比較することができるようになる。
国土交通省は、より環境性能の優れた自動車の選択を促すため、燃費の測定に関する保安基準(第8条)等について以下の改正を行なった。
水素燃料電池について 単位は「km/kg」
電気自動車(EV)について 単位は「Wh/km」
1. 改正概要
○ 道路運送車両の保安基準(昭和26年運輸省令第67号)
([1]関係)燃料電池自動車の水素の燃費について、告示で定める方法(WLTCモード法)により測定しなければならないことを定めます。
○ 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示(平成14年国土交通省告示第619号)
・([1]関係)保安基準で定める燃料電池自動車の水素の燃費の測定について、WLTCモード法としなければならないことを定めます。
・([2]関係)保安基準で定める電気自動車の電費の測定について、WLTCモード法としなければならないことを定めます。
公布・施行:4月1日(本日)