カロッツェリアの最新カーナビ「サイバーナビ AVIC-CW910-DC」と、マルチドライブアシストユニット「ND-MA2」の実力をふだんのカーライフを通してお伝えする長期連載の第3回。
REPORT/PHOTO●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki)
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道路データや地点情報データが最新に!
前回、車内から10分足らずの作業で差分更新によるバージョンアップ作業を行った「サイバーナビAVIC-CW910-DC」。差分更新の場合、データが更新されるのは道路地図データと地点情報データとなり、更新内容については事前にMapFanのウェブサイトで確認ができる。
ではサイバーナビ2019年モデル向けの3月公開差分更新データによって変化のあったポイントを見ていこう。
昨年12月1日に首都高速中央環状線に「小松川ジャンクション」が設置され、小松川ランプ出口の形状も変更された。これによって案内ルートは従来に比べて大幅に変化することも多いだろう。また、渋滞回避にも効果を発揮するはずだ。複雑な交差のためルートガイドを行わない場合でも目の前の景色と地図がリンクしていて安心感が高まる。
昨年12月6日に京都府京都市にオープンした商業施設「イオンタウン山科椥辻(やましなぎつじ)」。付近の道路に変化はないが地図上には施設名が表示され、敷地を示すグラフィックが追加されている。
昨年12月14日に移転オープンした「スヌーピーミュージアム」のデータも新たに収録。更新前は「名称検索」を利用して「スヌーピー」と入力をしてもリストには現れなかったが、更新後にはリストをスクロールさせると「スヌーピーミュージアム」を見つけることができた。移転前(2018年に閉鎖)は東京・六本木だったが、もちろん正確な東京・町田の地図を表示。
なお、地図データ、検索データともに製作期間が必要なため、情報が反映されるまでには数カ月のタイムラグが発生する。データのバージョンは下のようなナビ画面で確認できるが、「2020年3月版」というのは2020年3月に公開されたデータであり、2020年3月時点のデータではない。