コロナウィルス騒ぎで自宅待機中に、なんとなく各都道府県警の令和2年度の予算をチェックしていたら、山口県警の予算書に、可搬式速度違反自動取締装置、つまり移動オービスの調達予算が計上されているのを発見! これで移動オービス導入、あるいは導入予定都道府県が、ついに41に! さらに埼玉県警が、4機のレーダー式移動オービスの追加導入を画策していることが判明した!
埼玉県は今年中に移動オービス5台+α体制に!
★可搬式移動オービス導入都道府県(2020年3月現在/導入予定も含む)
■北海道・東北
北海道/青森県/秋田県/岩手県/宮城県/福島県
■関東甲信越
栃木県/群馬県/埼玉県/東京都/神奈川県/千葉県/山梨県
■中部・北陸
長野県/新潟県(予定)/富山県/福井県/石川県
■東海・近畿
静岡県/愛知県/岐阜県/三重県/和歌山県/滋賀県/奈良県/京都府/大阪府/兵庫県
■中国・四国
岡山県/広島県/山口県(予定)/島根県/香川県/愛媛県/高知県(予定)
■九州・沖縄
福岡県/長崎県/佐賀県/大分県/宮崎県/熊本県
もはや、未導入県を数えたほうが早いくらい、急ピッチで配備が進む、移動オービス。これで未導入県は、山形県、茨城県、鳥取県、徳島県、鹿児島県、そして沖縄県の、計6県となった。「やると言ったらかならずやる」警察庁の言ったとおり、47都道府県にもれなく配備される日も、そう遠くないだろう。さらに、いずれ配備台数が増えてくれば、今はめったに見ることができない移動オービスを、毎日のように目の当たりにすることになるかもしれない。
事実、埼玉県の令和2年の予算には、レーダー式移動オービス、MSSS4台分(!)の調達費用が計上されている。現在、配備されている1台、そして、台数は不明だが、所有している半可搬式移動オービス、LSM-300Kを合わせれば、少なくとも6台以上の移動オービス砲が、県内のあちこちで火を噴くというわけだ。もちろん、他の都道府県県警も、徐々に増強してくることは言うまでもない。
まさに今年、令和2年は、いよいよ移動オービスが猛威を振るう!