BMWはこのほど、ブランドロゴマークを一新したことを発表し、3月3日に公開した。今回のロゴマーク変更は、「BMW」「BMW i」「BMW M」の3ブランドにわたる。
車両に装着されるブランドロゴバッジは従来のまま
新しいロゴのデザインは、ブランド・アイデンティティの表現が見直され、すべての活動の中心にカスタマーを置いたものとなる。簡素化された2次元的ロゴマークは、開放性と透明性を伝えるもの。追加された透過スタイルのロゴは、ユーザーがより一層BMWの世界に入りやすくするための開かれたイメージを示している。
今回の改定は、BMWが自動車を中心とした世界からテクノロジーやつながりを重視したものに移行する意図が反映されており、デジタル化の課題やその機会に向けられている。キャラクターの開放性や強さを表現し、現代的で将来性のある存在感を示すものとなると同社は説明している。
BMW AGのカスタマー&ブランド担当上級副社長イェンス・シーマーは「BMWはリレーションシップ・ブランド(関係性のブランド)へと変わります。新しいコミュニケーション・ロゴは、開放性と透明性を表しています。」と述べ、さらに、「新たに透過バージョンのロゴを使用することで、より多くのお客様にBMWの世界に参加していただきたいと思います。新しいブランド・デザインはさらに、BMWブランドにおけるデジタル化にも対応します。視覚的に抑制の効いた表現や柔軟性のあるグラフィックにより、BMW自身が今後提供する各種コミュニケーションにおいて、オンラインにもオフラインにも多種多様な接点を持つことになります。新しいロゴは、将来のモビリティや“駆けぬける歓び”に対するブランドの重要性や関連性を象徴しています。」と説明している。
新しいブランド・デザインは2020年3月3日にグローバル・ローンチされ、2020年3月3日から2021年5月31日までの移行期間中、すべてのコミュニケーションにおいて展開。新しいロゴはBMWブランドの新たなメディア・ブランド戦略であり、既存のロゴに加えて使用されることになる。なお、新しいロゴが車両に使用されることはなく、また正規ディーラーの内外装に掲げられている既存のロゴは、今後も継続して使用される。