日本自動車販売協会連合会(自販連)が発表した2020年2月の販売台数は、普通乗用車が前年同月比マイナス13.0%の12万3600台、小型乗用車がマイナス5.4%の10万9555台で乗用車合計では前年同月比マイナス10.7%の23万1555台となった。
通称名別のランキングを見ていく前に、注目モデルの動向から
販売開始となったトヨタ・ヤリスは3491台で22位となった。2019年2月のヴィッツの販売台数は7761台。2020年2月は、ヴィッツからヤリスへの端境期にあたる。ヤリス3491台+ヴィッツ2876台=6367台だから、合わせても昨年同月に及んでいない。ヤリスの今後の販売台数に注目だ。
一方のホンダ・フィット。パーツ供給のあおりを受けて発売時期がずれてしまった。フィットだが、初登場7位 8221台である。こちらも新型の月販目標台数は1万台だから、年度末&本格販売・納車が始まる3月以降の動向に注目だ。
それでは、21位から30位を紹介する。
TOP21-30は?
21位 ホンダ・ヴェゼル:3544台
22位 トヨタ・ヤリス3491台
23位 トヨタ・エスクァイア:3490台
24位 ダイハツ・ロッキー:3411台
25位 トヨタ・パッソ:3233台
26位 マツダCX-5:2987台
27位 日産リーフ:2981台
28位 トヨタ・ヴィッツ:2876台
29位 スズキ・スイフト:2821台
30位 日産エクストレイル:2580台
ここで注目は日産リーフ。2981台は昨年同月比でプラス59.7%と大幅増である。24位のダイハツ・ロッキーも好調を維持している。
TOP11-20は?
第11位 トヨタ・ヴォクシー:6745台
第12位 トヨタ・タンク:6159台
第13位 トヨタRAV4:5739台
第14位 トヨタ・アルファード:5241台
第15位 スバル・インプレッサ:4186台
第16位 トヨタ・ノア:3998台
第17位 スズキ・ソリオ:3951台
第18位 トヨタC-HR:3912台
第19位 ホンダ・ステップワゴン:3803台
第20位 マツダCX-30:3708台
注目モデルはマツダCX-30。1月の2955台に続いて2月も3708台と好調だ。月販目標台数を大きく上待っている。
注目のTOP10は熾烈な争い
TOP10はなかなか熾烈な争いだ。
第4位 日産セレナ:8647台
第5位 トヨタ・アクア:8433台
第6位 トヨタ・シエンタ:8266台
第7位 ホンダ・フィット:8221台
第8位 トヨタ・ルーミー:7682台
第9位 トヨタ・プリウス:7518台
第10位 ホンダ・フリード:7320台
となっている。前述のとおり、新型に切り替わった(もちろん旧型も含まれる)フィットが第7位に入った。
TOP3は?
トップ3は、90台差のなかに3モデルが入った。
第1位 トヨタ・ライズ:9979台
第2位 日産ノート:9913台
第3位 トヨタ・カローラ:9898台
トヨタ・ライズが首位キープした。
トヨタ・ライズは
2019年11月 7484台(第4位)
2019年12月 9117台(第2位)
2020年1月 10220台(第1位)
2020年2月 9979台(第1位)
と絶好調だ。
その他の注目モデルを見てみると、モデルチェンジ間近のトヨタ・ハリアーは、さすがに息切れ。
34位 トヨタ・ハリアー:2179台(ー42.2%)
なにかと注目されるMAZDA3は
37位 マツダMAZDA3:2016台
44位 スバルWRX:1136台(+134.2%)
最終モデル&最終受注が終わったスバルWRXは、なんと前年同月比+134.2%(つまり、2.3倍)を売り上げた。