アルピーヌはこのほど、ミッドシップスポーツカーのA110をベースにしたコンセプトモデル「A110スポーツX」を開発し、1月29日〜2月2日までフランスで開催中の「インターナショナル・オートモービル・フェスティバル」で初公開している。
モチーフは1973年のモンテカルロラリーを制した「アルピーヌA110 1800」
A110スポーツXは、252psと320Nmを発揮する1.8L直列4気筒ターボエンジンと7速DCTを搭載する市販モデル「A110ピュア」をベースに、80mm広げられたワイドなボディと60mm高められた地上高が特徴だ。
このコンセプトモデルのモチーフとなったのは、1973年に開催されたモンテカルロラリーを制した「アルピーヌA110 1800」。A110スポーツXでは、開口部を大きくした専用デザインのフロントバンパーのほか、フロントフードやルーフをブラックにペイント。リヤウインドウにはスキーキャリアが装着され、2セットのスキー板が積載できるようになっている。
高められた地上高やスキーキャリアの装備など、A110での新たな可能性が示されたA110スポーツX。ワイド化されたボディフォルムや専用フロントマスクも刺激的だが、残念ながら今のところ市販化の予定はないとのこと。だが、今後のアルピーヌの展開を大いに期待させるコンセプトカーの登場といえるだろう。