なんと、びっくり! いくら聞いても「捜査上の秘密です」と、なかなか移動オービスに関するホントのことを教えてくれない警察が、twitterでレーザー式移動オービス、LSM-300の光り方を動画で公開してくれた! が、その動画で見る限り、発光するストロボの色は、「赤」! ところが、当情報局に読者から寄せられる目撃情報では、圧倒的に「白」が多いのだ。一体どうなっちゃてるの?
機種によって光り方は違う、これが正解です!
光る動画はこちら! まず最初に確認しておきたいのは、従来の固定式オービスは、違反車の撮影時には、赤外線ストロボを使用しているということ。通常光ではフロントウィンドウに反射してしまい、ドライバーの顔をはっきり捉えることができないからだ(最近のデジタル式の高感度CCDカメラは、そもそもストロボは必要ないという説もあるが未確認)。そもそも赤外線というものは、実は人間の可視範囲を超えた波長の赤色の光であり、当然、人間の目ではとらえることができない(だから赤外線という)。つまり、固定式オービスが赤く光るのは、実は、わざと赤外線に赤い可視光線をMIXして光らせているからなのだ(レーダ式の簡易オービス、センシスSSSは除く)。その理由は、「ドライバーに光った(撮影された)ことを認識させるため、と言われている。
では、移動オービスはどうなのか? SNSやYuTubeにアップされた画像や動画を見てみると、どちらかと言えば白く光っているケースが多いが、中には赤く光っている場合もある。そこで、一体、どっちが正解なのか検証してみたところ、こんな仮説が成り立つことが判明した。
1. レーザー式移動オービス(LSM-300等)は赤
2. レーダー式移動オービス(センシスMSSS)は白
もしかして機種によって光り方が違うのでは?
さらに、つい最近、福岡県警の公式Twitterに、同県警が導入し、かなりはりきって取り締まりを行っているレーザー式移動オービスの光る様子が、なんと、動画で公開され、少なくともLSM-300(レーザー式)に関しては、赤く光ることが裏付けられたのだ!
センシスMSSSが白く光ることはYuTubeで確認していることから、どうやら、上記の仮説は間違いなさそうだ。が、よく考えてみると、LSM-300の製造メーカーは、いままでさんざん、最近はほぼ独占で、赤く光る「固定式オービス」を製造してきた東京航空計器。それに対して白く光るレーダー式のセンシスMSSSは、スゥエーデンを本拠とするヨーロッパの計測器メーカー、センシス・ガッツォ社。その違いは、もしかして文化の違いから来ているのかも。
まっ、何色に光ろうとドライバーには関係ないと言えば関係ないかもしれないが、実は関係なくもない。よくネットなどを騒がせている「白く光ったんですけど、オービスにやられたのでしょうか?」という多くのドライバーの疑問にある程度、決着がつけられるからだ。要は、センシスSSS&MSSS導入都道府県(北海道/千葉/埼玉/岐阜/香川)内以外の出来事であるならば、固定式、移動式に関わらずオービスではない可能性が限りなく高いということ。ただし、今後、白く光るレーザー式移動オービスが出現しないとは限らない。くれぐれも過信は禁物ですよ!