CAR MONO図鑑を担当するカーグッズライターの浜先秀彰が東京オートサロン2020の会場で「これは!?」と思うアイテムを興味津々に深堀り!
REPORT●浜先秀彰(HAMASAKI Hideaki) PHOTO●澤田和久(SAWADA Kazuhisa)
アルパインスタイル2020年モデルがラインアップ
カーAVメーカーのアルパインが得意としているのは車種専用大画面ナビ。自動車メーカー純正品を超える優れたマッチングを実現するとともに大画面化を図れるもので、さらに後席モニターやスピーカーなどのシステムアップユニットも美しく装着ができる。
そんな車種ごとのコーディネートをカーAVに限らず、エクステリアパーツやインテリアパーツにまで拡大したのが「アルパインスタイル」のカスタマイズカーなのだ。
2017年の東京オートサロンから販売がスタートしたもので、現在では福岡と横浜に直営ディーラーを設けており、ドレスアップ派のミニバンユーザー、SUVユーザーから注目を集めている。今年は2020年モデルのアルパインスタイルが発表され、会場にはコンセプトカーとコンプリートカーがお披露目された。
コンセプトカーとして展示されていたのは、アルファードをベースとした「Premium Limousine Blushed Black Concept」。「これはEmotion in Mobility(移動を感動へ)」をテーマとして開発されたもので、ライティンググリルを備えた先進のスタイリングにアルプスアルパインの最新テクノロジーを融合しているという。来たるべき自動運転化時代を見据えた機能を備えている。
東京オートサロン初日から20台限定で販売が開始された特別仕様のコンプリートカー。内外装のあらゆる部分に手が加えられているフル装備で、内容を考えると70万円以上もお買い得だという。
車種専用大画面ナビのビッグX11やフリップダウン型後席モニターのリアビジョン、専用スピーカーなど充実のカーAVシステムを搭載。外装はエアロ、内装はシートカバーなどでドレスアップする。
CX-8は市販ナビが装着できないと思っている人も多いが、アルパインでは専用設計の11型大画面搭載モデルを用意。エクステリアは12月にリリースされたばかりのFLAPシリーズエアロで固められている。
アルパインスタイルとしては初のインポートカーとなるBMW X3。手が加えられているのは外装のみで、FLAPシリーズエアロや20インチホイールなどを装備。正式発表が待ち遠しい1台だ。