1月14日、FCAジャパンはジープ「ラングラー」のトップパフォーマンスモデル「ルビコン」に、2ドアボディの限定車を設定し、2月8日に発売すると発表した。発売台数は限定100台で、税込車両価格は589万円だ。
2ドアによるショートボディによって圧倒的な悪路走破性や取り回し性を誇る
ラングラー・ルビコンは、ラングラー・シリーズのなかでも際立った悪路走破性を誇るモデル。オフロード性能を高める数々の専用装備を採用したこのハードコアモデルは、通常ラインナップでは4ドアのアンリミテッドのみに設定されていたが、このたび限定モデルながら2ドアモデルが設定された。
この2ドアモデルにも、卓越した駆動力を生み出すロックトラック・フルタイム4×4システムや、悪路でフロントアクスルの動きを任意に拡大させられる電子制御式フロントスウェイバーディスコネクトシステム、車体や機関部品を保護するロックレールやスキッドプレートを搭載し、タフな環境でも圧倒的な走行性能を発揮する。
また、2ドアボディのためホイールベースは2460mmと、4ドア仕様より550mm短いため、岩場などにおいても路面干渉のリスクが軽減される。さらに最小回転半径は4ドア仕様の6.2mに対して5.3mと小さく、普段使いでの取り回しやすさや、山林で木々の間を縫って走るような場面でも卓越したフットワークを発揮する。
装備内容は基本的に4ドア仕様と共通で、レザーシート(フロントはヒーター付き)やレッドカラーのインストルメントパネル、フェンダーフレアなどにより、高い快適性とルビコンならではの個性的なデザインが融合している。
このほか、クラッシュミティゲーション(衝突被害軽減ブレーキ)付きの前面衝突警報やアダプティブクルーズコントロール(ストップ機能付き)、ブラインドスポットモニター、安全な車庫入れをサポートする「パークビュー」リヤバックカメラなど、安全運転支援機能は充実したものとなっている。
ボディカラーはスティンググレーC/C(発売台数は限定40台)とヘラヤライエロー(同60台)の2色を設定。内装色はいずれもブラックだ。