スバルは東京オートサロンで「新型レヴォーグ プロトタイプ STI Sport」を公開した。昨年の東京モーターショーでワールドプレミアした次期レヴォーグのプロトタイプのSTIバージョンという位置づけだろう。
新型レヴォーグは、既報通りSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)にフルインナーフレーム構造を組み合わせ、新開発の1.8ℓ水平対向4気筒直噴ターボを搭載する。この新開発エンジンは、「リーンバーン(希薄燃焼)」を実現しているというから楽しみだ。
プロジェクトのリーダーの五島 賢さんPGM(プロジェクト・ゼネラル・マネーシャー)は、プレスカンファレンスで「超革新的な走り」を実現した、と何度も話していた。スバルは、「今回初公開した新型レヴォーグ プロトタイプ STI Sportは、スバルと STI が一丸となり新型レヴォーグの進 化した走行性能にさらなる磨きをかけた、革新し続けていく「SUBARUの走りの未来」を切り拓く 1 台です」 という。
新型レヴォーグそのものは今年後半のデビューが予告されている。今回の新型レヴォーグ プロトタイプ STI Sportは、電子制御ダンパーををスバルとして初採用したのもトピックだ。
今回の新型レヴォーグ プロトタイプ STI Sportには、「ドライブモードセレクト」をスバル初採用する。従来の「SIドライブ」のパワーユニット制御だけでなく、ステアリングやダンパー、AWDについても制御できるようにした。
五島PGMによれば、各モード(コンフォート、スポーツなど)でまったく違うキャラクターが味わえるという。しかも、上質な乗り味とスポーティな走りは高次元で両立させたという。
2020年期待の新車である新型レヴォーグのデビュー時期は明言されてはいないが、デビュー前からSTI版を見せるほどスバルとして気合が入ったモデルということだろう。
登場が楽しみだ。