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〈DS3 クロスバック〉贅沢さ極まる小さな高級車【ひと目でわかる最新SUVの魅力】


・月間登録台数 67台 (19年7月〜10月平均値)


・現行型発表 19年6月


・JC08モード燃費 16.9㎞/ℓ




REPORT●山本 晋也(YAMAMOTO Shinya)


PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)


MODEL●森脇 亜紗紀(MORIWAKI Asaki)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

走行中に格納されるドアハンドルは、ドアロック解除などによりスマートに飛び出すタイプ。クーペSUV的なスタイルのディテールを引き締める。ボディカラーによりルーフ色が選択可能で、このボディカラーではホワイトとブラックが用意されている。

■主要諸元 Grand Chic


全長×全幅×全高(㎜) 4120×1790×1550


室内長×室内幅×室内高(㎜) ―


ホイールベース(㎜) 2560


トレッド(㎜) 前/後 1540/1550


最低地上高(㎜) 185


車両重量(㎏) 1280


エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ


総排気量(㏄) 1199


最高出力(kW[㎰]/rpm) 96[130]/5500


最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 230[23.4]/1750


燃料タンク容量(ℓ) 44(プレミアム)


トランスミッション形式 8速AT


駆動方式 FF


タイヤ・サイズ 215/55R18


最小回転半径(m) 5.3


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 16.9


車両本体価格 411万5000円

先進安全装備

「DSドライブアシスト」と呼ばれる高速道路での運転支援システムを用意。渋滞時に停止しても3秒以内に先行車が動き出せば、自動的に再発進するものだ。エマージェンシーブレーキの作動範囲は約5〜140㎞/hと幅広い。

撮影車両データ

ボディカラー:ウィスパー・メタリック


オプション装備:専用ナビ+ETCユニット(24万3650円)/特別塗装色(6万500円)/ETC2.0(4万4550円)

ボディカラー

居住性

〈後席〉シート高:640㎜
〈前席〉助手席シート高:630㎜


DSのアイコンであるダイヤモンド(ひし形)を大胆に表現したレザーシートは撮影グレードに標準装備。前席の背面形状に工夫することで、後席乗員は膝まわりなどに余裕を感じることができる。開口部は決して広くはないが、形状が適切で乗降性は良好だ。

7インチのタッチディスプレイを中心に置くインパネも、DSらしいダイヤモンドによって彩られる。デザインコンシャスな反面、ノーズの視認性は優秀とは言えない。パワーウインドウスイッチはシフトの左右に置かれている。

うれしい装備

エアコンの温度設定をはじめ、ほとんどの操作をデジタル化。タッチディスプレイを介することが前提の未来感覚のコックピットに仕上がる。

ACCの設定はコラムから伸びた専用レバーによって行なう。欧州車らしくスピードリミッターも、このレバーによって設定可能だ。

ドライブモードはノーマル、スポーツ、エコから選べる。エコにはアクセルオフ時に駆動を切り離すフリーホイール制御が盛り込まれる。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:680㎜
〈後席格納時〉高さ:800㎜ 奥行き:1410㎜ 幅:900㎜


スタイリングから想像するよりもラゲッジは広い。荷室の容積は通常時で350ℓ、最大で1050ℓとなっている。ただし、後席格納時に段差が残ってしまうため大きな荷物を積む時には工夫が必要そうだ。またテールゲートにインナーハンドルがなく、閉める時には2mを超える高さのゲートに手を伸ばして引き下げる必要がある。

バイヤーズガイド

So Chic

安価な「Be Chic」に先進安全装備は皆無。「So Chic」に19万4000円のパッケージオプション(LEDライトやACC、道路標識認など)を加えるのを基本ラインとして、好みによって「Grand Chic」と比較すべし。

グレードの装備差で目立つのは運転支援システム「DSドライブアシスト」の有無。トップグレードには標準装備だが、エントリーグレードはオプションでも装着することはできないので注意が必要だ。

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