12月11日、ダイムラーは全面改良を受けて二代目に生まれ変わった新型「GLA」にAMG仕様となる「メルセデスAMG GLA35 4MATIC」を設定したことを発表した。
5.1秒の0-100km/h加速を実現する306psの2.0Lターボを搭載
パワートレインは、306psと400Nmを引き出す2.0L直列4気筒ターボエンジンと8速DCT(AMGスピードシフトDCT 8G)の組み合わせ。5.1秒の0-100km/h加速を実現する加速性能が与えられている。最高速は250km/hでリミッターが作動する。
四輪駆動システム「AMGパフォーマンス4MATIC」は、走行状況に合わせて、リヤアクスルディファレンシャルに統合されたマルチディスククラッチの制御によって、100%前輪駆動から、前後50対50まで駆動力配分が可変。AMG専用セッティングとの組み合わせにより、卓越したトラクション性能と運転の楽しさが引き出せる。
走行モードは、滑りやすい路面で有効な「スリッパリー」、快適性を「重視した「コンフォート」、「スポーツ」、「スポーツ+」、そしてエンジンやトランスミッションなどの特性を個別に設定できる「インディビデュアル」を設定。
ブレーキシステムもAMG専用の高性能版を採用する。フロント用は350mmディスクと4ピストンキャリパーの、リヤ用には330mmディスクと1ピストンキャリパーの組み合わせだ。ディスクはドリルドタイプで、効率よく熱を放出する。ブレーキキャリパーはシルバーで、AMGのロゴを表示する。
エクステリアデザインは、縦基調のいわゆる「パナメリカーナ」グリルや、専用デザインの前後エプロンがAMG仕様を主張。標準で19インチ、オプションでは20または21インチの選択が可能なホイールも AMG専用デザインだ。
インテリアでは専用デザインのステアリングホイールやスポーツシートが目をひく。カーボンファイバー製のデコレーションパネルと合わせて、ハイパフォーマンスモデルらしいスポーティな雰囲気を際立たせている。
ディスプレイタイプのデジタルメーターパネルは、「クラシック」、「スポーツ」、「スーパースポーツ」の3タイプの表示スタイルを設定。「スーパースポーツ」モードでは、中央の回転系&速度計の外側にバータイプの3Dグラフィックで各種情報が表示される。