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〈スズキ・クロスビー〉実用的なワゴンパッケージに悪路走破性をプラス【ひと目でわかる最新SUVの魅力】


・月間登録台数 1909台 (19年5月〜10月平均値)


・現行型発表 17年12月(特別専用色追加 19年7月)


・JC08モード燃費 22.0㎞/ℓ ※FF車




REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)


PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)


MODEL●森脇 亜紗紀(MORIWAKI Asaki)




※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

SUV界では珍しいコンパクトハイトワゴンとのクロスオーバーモデル。タフギヤテイストの力強い雰囲気を持ちながらも、室内は広くて実用性が高いのが持ち味だ。外観は丸いヘッドライトやあえて目立たせたバンパーなど、遊び心あふれるデザイン。

■主要諸元 ハイブリッドMZ


全長×全幅×全高(㎜) 3760×1670×1705


室内長×室内幅×室内高(㎜) 2175×1355×1280


ホイールベース(㎜) 2435


トレッド(㎜) 前/後 1460/1460


最低地上高(㎜) 180


車両重量(㎏) 1000


エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ+モーター


総排気量(㏄) 996


エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm) 73[99]/5500


エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 150[15.3]/1700-4000


モーター最高出力(kW[㎰]/r pm) 2. 3[3. 1]/1000


モーター最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 50[5.1]/100


燃料タンク容量(ℓ) 30(レギュラー)


トランスミッション形式 6速AT


駆動方式 4WD


タイヤ・サイズ 175/60R16


最小回転半径(m) 4.7


JC08モード燃費(㎞/ℓ) 20.6


車両本体価格 218万5700円

先進安全装置

赤外線センサーと単眼カメラを併用する衝突被害軽減ブレーキを搭載。車両に対しては速度上限約100㎞/h(歩行者は約60㎞/h)まで作動し、約50㎞/h(歩行者は30㎞/h)であれば衝突を回避できる場合がある。

撮影車両データ

ボディカラー:ミネラルグレーメタリック 3トーンコーディネート


オプション装備:全方位モニター用カメラパッケージ(5万5000円)/スタンダードプラスワイドナビ(14万6905円)/ETC車載器(2万2220円)/フロアマット〈クロスラインタイプ〉(3万30円)/特別塗装色(4万4000円)/他

ボディカラー

居住性

〈後席〉シート高:730㎜
〈前席〉助手席シート高:690㎜


床に対して高い着座位置に座る前席は、視界も開放感も良好。そして驚くのは後席の広さだ。真骨頂はゆったりと足を伸ばせる足元スペース。全長3.8mの車体とは信じられないほどの居住性の高さを誇る。左右独立のリクライニング機構も備えている。

白いガーニッシュで個性を演出する一方、インパネから伸びるシフトレバーやウォークスルー可能な造形など、ミニバンのような実用性も盛り込まれる。ガーニッシュはアクセサリーで、イエローやレッドなど5色に変更可能。

うれしい装備

最大81ℓもある荷室床下のサブトランクは樹脂製のトレー状で、汚れたり濡れた遊び道具も気兼ねなく置ける。汚れたら外して水洗いも可能。

純正オプションのナビには車両周囲を映す全方位モニターが組み込まれる。発進前にクルマの周辺確認をサポートする「3Dビュー」も搭載。

雪道を走りやすくする「SNOW」やアクセル操作に対する瞬発力が高まる「SPORT」などの走行モード切り替えを4WDモデルに採用。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:360㎜
〈後席格納時〉高さ:800㎜ 奥行き:1490㎜ 幅:1080㎜


小さな車体かつ居住性を重視したパッケージングのため、通常時の奥行きは広くない。しかし、シートスライド(左右独立)のおかげで後席に人が座れる状態をキープしたまま奥行きを525㎜まで拡大できるのが便利だ。スライドレバーが背もたれ上部にあるから荷室側から操作しやすいのも便利。「MZ」の後席背面と床は水をはじく防汚タイプだ。



バイヤーズガイド

ハイブリッドMZ

ボディやパワーパックは1種類で、装備レベルの違いによって2グレードを設定するのみ。そんなシンプル構成のクロスビーに乗るならば、やはり4WDを選びたい。悪路踏破性は“SUV”の名に恥じない水準だ。

エンジンは全車共通で1.0ℓの3気筒ターボエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせて搭載。「ハイブリッドMX」に対して「ハイブリッドMZ」はLEDヘッドランプ、本革巻きステアリングホイールを追加し、安全装備の充実が図られている。

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