12月5日、マツダは新型SUV「CX-30」や新型「マツダ3」に採用されている新世代の2.0Lガソリンエンジン「SKYACTIV-X」用のエキゾーストマニフォールドと触媒コンバータが、「第18回ステンレス協会賞」において、「最優秀賞兼ステンレス協会創立60周年記念賞」を受賞したことを発表した。マツダがステンレス協会賞を受賞するのは今回が初めてである。
排気系システムにステンレス鋼を効果的に用いたことで、触媒での排ガス浄化性能の向上とNVH性能改善が高く評価
ステンレス協会賞は、社会に幅広く活用されているステンレス製品(建築・土木部材、製品、機能性部材、モニュメント等)のうち、社会環境との調和や新たな文化の創出に寄与し、優れた機能性・意匠性・独自性等を有するものを表彰する制度。今回の表彰では、ステンレス協会創立60周年を記念して、「60周年記念賞」も合わせて授与された。
受賞の理由としては、世界初の火花点火制御圧縮着火(SPCCI)を採用した「SKYACTIV-X」エンジンの排気系システムに、ステンレス鋼を効果的に用いることで、排気マニフォールド保温による触媒での排ガス浄化性能の向上とNVH(ノイズ・バイブレーション・ハーシュネス)性能改善を実現したことが高く評価。表彰式は2019年12月4日に、鉄鋼会館(東京都中央区)にて行われた。
「SKYACTIV-X」は、ガソリンエンジンならではの高回転までの伸びの良さと、ディーゼルエンジンの優れた燃費・トルク・応答性といった特長を融合し、人馬一体の気持ちよい走りと優れた環境性能を両立したマツダ独自の新世代ガソリンエンジン。意のままに操ることができる加速感、走りの楽しさを引き立たせるエンジン音、それらがもたらす「気持ちよさ」と「楽しさ」「上質さ」が魅力となっている。