11月21日、ビー・エム・ダブリューは、フロントウインドウに新たにカメラを装着することなく、一部車種に標準搭載されているパーキング・アシスト用の車載カメラを、ドライブ・レコーダーとして利用する機能を設定し、オンラインで販売すると発表した。
該当車種なら車両購入後でも機能を追加できる
最近発売された多くのBMW車には、ドライバーの駐車操作をサポートするパーキング・アシスト機能が採用されているが、今回導入されたドライブ・レコーダーは、その上位機種である「パーキング・アシスト・プラス」搭載車両に用いられている前後左右の車外カメラを利用するものだ。
対象モデルは新型「3シリーズ」、新型「7シリーズ」、新型「8シリーズ」、新型「X5」、新型「X7」で、新型3シリーズはパーキング・アシスト・プラス装着車のみとなる。
このドライブ・レコーダーは、BMWが提供するConnectedDriveストアを経由して、該当車両にオンラインで販売。これはドライバーが車両購入後の任意のタイミングに機能を追加することが可能となる画期的なアプローチで、購入に際しても、試用に相当する1カ月から無期限まで、カスタマーの希望に応じて4通りの期間を選択することが可能だ。
これはドライバーが車両購入後の任意のタイミングに機能を追加することが可能となる画期的なアプローチで、購入に際しても、試用に相当する1カ月から無期限まで、カスタマーの希望に応じて4通りの期間を選択することが可能だ。ちなみに料金は1カ月で700円、12カ月で4500円、36カ月で1万2700円、無期限で2万8200円(いずれも消費税込み)。
このドライブ・レコーダーは、エアバッグが作動するような大きな衝撃を受けた際、最大でその前後20秒、合計40秒間、車両の周囲360度を自動的に記録する。さらに、マニュアル操作でも最大40秒間、同様に車両の周囲360度の記録が可能だ。
このドライブ・レコーダーなら、ウインドウに新たにカメラを設置する必要がなくなるので、キャビンの景観を損ねることもない。BMW車の購入を検討している人はもちろん、すでに購入済みの該当車種のユーザーは、検討してはいかがだろう。