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国内4大バイクメーカーの1つである『カワサキ』は、『BOSCH(ボッシュ)』が開発してテストを進めてきた「アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム」を、国内のバイクメーカーとして初採用することを発表した。
REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)
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ボッシュが開発し、国内でもテストを続けてきた、バイク用のレーダー式危険回避アシストシステム「アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム」。自動車の先進運転支援システム技術を活用したこの技術は、ACC(アダプティブ クルーズ コントロール)、衝突予知警報、死角検知の3つの要素で構成されるのがポイント。
これまでカワサキは、「KTRC(カワサキトラクションコントロール)」「KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)」など、操る喜びを追求しつつ、事故を未然に防ぎ、ライダーの快適性を向上させるライダーサポートシステムの開発を推進。
今後は、レーダーセンサー、ブレーキシステム、エンジン制御システム、HMI(ヒューマンマシンインタフェース)など、ボッシュが持つ技術を組み合わせることで、ライダーが安心感を持って運転できるようにサポートしていく。
導入時期や導入車種については、随時アナウンスされる予定だ。
バイク用レーダー式危険回避アシストシステム「アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム」とは?
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「アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム」は、
・ヒューマン マシン インターフェース(HMI)
・エンジン コントロール ユニット
・モーターサイクル用スタビリティコントロール(MSC)
・中軸用レーダーセンサー(前方用)
・中軸用レーダーセンサー(後方用)
上記5つの機器を搭載し、下記の3つの機能を発揮するのがポイント。
●アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)
ACCは、交通の流れに合わせて車速を調整し、前走車との安全な距離を維持できるため、前走車との距離が不十分だったために発生する追突を効果的に防ぐことができる。
●衝突予知警報
前走車との衝突の危険を、聴覚的または視覚的な信号でライダーに警告を発信するシステム。追突事故のリスク低減、または二次衝突被害の軽減に貢献。
●死角検知
死角検知システムは、車両の周囲をモニターし、ライダーが安全に車線を変更できるよう支援。その際に電子の目として機能するのがレーダーセンサーで、ライダーから見えづらい位置にある対象物を確認し、 ライダーの死角に車両が来た時には、バックミラーに視覚的な信号などを表示して警告。
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