11月5日、ランボルギーニはステファノ・ドメニカリCEOがハーバードビジネススクールのエグゼクティブ教育プログラムのゲストスピーカーとして参加したことを報じた。
サンタアガタ・ボロネーゼの企業をグローバルな高級車業界のベンチマークへと導いた原動力について議論
ハーバードビジネススクールで、ステファン・トムケ教授が指導するエグゼクティブ教育プログラムには、世界中から選ばれた143名のエグゼクティブが参加している。このたびゲストスピーカーとして招かれたドメニカリCEOは、ゼネラルマネジメントプログラムの受講者にランボルギーニの歴史を紹介するとともに、イタリアはサンタアガタ・ボロネーゼの企業をグローバルな高級車業界のベンチマークへと導いた原動力について議論した。
ランボルギーニは2017年にドメニカリCEOのリーダーシップのもと、初めて収益が10億ユーロ(約1200億円)に達した。2018年にはスーパーSUV「ウルス」の発売により、収益は前年の10億900万ユーロから40%増となり、14億1500万ユーロ(約1710億円)を達成。2019年にはウルスの販売好調により、世界で8000台を超える車両がデリバリーされる見通しで、そのうちの70%が新しいカスタマーに届けられる。
ランボルギーニのソーシャルメディアのフォロワー数は世界中で3800万人を超え、インスタグラムのフォロワー数は3年間で数百万人から2320万人に増加。そのほか、デイトナ24時間とセブリング12時間の両レースを同年で勝利を挙げた、世界で唯一の企業となるなど、そのプレゼンスは年々高められている。
ドメニカリCEOは次のようにコメントしている。
「卓越性に優れたメイド・イン・イタリーの代表として、この世界でも有数の組織から招かれたことは、当社にとって非常に名誉なことです。今やランボルギーニはテクノロジー、デザイン、イノベーションのパイオニアであるのみならず、ラグジュアリーセグメントの真のトレンドセッターになりました。」
また、駐ボストン・イタリア総領事のフェデリカ・セレーニ氏は次のようなコメントを寄せている。
「ランボルギーニCEOが本日ボストンで行ったミーティングにより、アメリカでイタリア企業に関する理解を深めることができました。イタリア企業、とくに自動車業界は、パッション、伝統、研究、イノベーションを独創的な手法で融合させています。研究と技術革新のカテゴリーで世界最先端であるボストンで、ランボルギーニの歴史・未来ともにアメリカの一流大学生たちが興味を喚起したことは、驚くべきことではありません。」