10月24日(木)から開催される東京モーターショー2019。マツダブースでは、初の量産EVとなる「MAZDA MX-30(エムエックスサーティ)」を世界初公開した。MX-30には、マツダが新しいことにチャレンジする際に用いられる“MX”の名が与えられている。
「あなたとともにつくる」をテーマに、来年100周年を迎えるマツダの新挑戦
マツダの代表取締役社長兼CEOの丸本 明氏は冒頭、「マツダは、いつの時代もクルマを通じて、人生に輝きを感じていただきたいと考えています。お客さまに愛着を持って、いつまでも保有したいと思っていただける独創的な商品・技術の創造に挑戦し続けてまいります」と述べ、今後のマツダのあり方を発表。マツダでは、マルチソリューションの推進をかかげ、MX-30はそのマルチソリューションの選択肢のひとつして、マツダ初の量産電気自動車を登場させた。
リビングのような空間演出がなされた中で発表された「MX-30」。それぞれユーザーが自らの生活にあった“コト”や“モノ“を選び、いつも通りの時間を過ごす際の傍らにいるクルマとして「MX-30」は位置づけられている。
デザインコンセプトは「HUMAN MODERN」。一例として、RX-8で採用された「FREE STYLE DOOR」を採用することでデザイン性と居住性の両立を図っている。
性能面では、電気自動車というカテゴライズではなく、「なめらかで、自然な運転感覚をもたらすモデル(丸本社長)」として“人馬一体感”を味わえるものに。走る歓びを感じられるよう「JOY OF DRIVING」をテーマとして与え、純粋な走りを体感できるモデルとして設計されている。
先進安全技術ではi-ACTIVSENSEを強化。さらに、被害軽減ブレーキ技術スマート・ブレーキ・サポート(SBS)に交差点での衝突事故防止を図る機能を追加したほか、白線が引かれていない道路(縁石)での逸脱回避をアシストする新技術が導入されている。
本日10月23日より欧州にて先行予約を開始し、2020年より欧州からデリバリーを開始するという。
<暫定スペック>
●全長×全幅×全高=4395mm×1795mm×1,570mm
●ホイールベース=2655mm
●パワートレーン=e-SKYACTIV
●タイヤ=215/55R18
●駆動用バッテリー=種類:リチウムイオン電池/セル:角型(prismatic)/総電圧:355V
/総電力量(バッテリー容量):35.5kWh
●充電=DC充電 COMBO規格
●AC充電=最大入力6.6kW