新型レヴォーグが東京モーターショー2019で発表された。SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用した新型レヴォーグ。現行(初代)レヴォーグと比較してみよう。
新型と現行型を重ね合わせてみると
サイドビューで新旧を比べる
フロント7:3ビューで新旧を比べる
新型のボディサイズは未発表だが、タイヤは、ともに18インチホイールなので、このホイールを重ね合わせてみると、おおよそのサイズが見えてくる。
まずは、ホイールベースは、現行の2650mmから延長されている。SGPのインプレッサ、フォレスターが2670mmだから、おそらく同じ2670mmなのではないかと推測する。
全長は、写真から分析する限り、ほとんど変わらない。現行の4690mmから大きくなっても20-30mm程度なのではないだろうか。
スバル共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”らしい、シャープなデザインを身に纏った。
ボディ骨格を強固に組み立ててからアウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を採用。高剛性化と軽量化を両立し、動的質感を大きく向上したという。
現行レヴォーグは、2013年の東京モーターショー(つまり、3回前の東京モーターショー)でワールドプレミアされ、翌2014年春に日本で発売された。基本的に国内専用車として開発された初代レヴォーグだが、欧州市場でも販売されている。
エンジンは、1.6ℓ水平対向4気筒DOHC直噴ターボ(FB16型)と2.0ℓ水平対向4気筒DOHC直噴ターボ(FA20型)の2種類。トランスミッションは、スバル独自のチェーン式CVTであるリニアトロニックを使う。
リヤ7:3ビューで新旧を比べる
スバル共通のデザインフィロソフィー“DYNAMIC x SOLID”らしい、シャープなデザインを身に纏った。
特徴的なのはホイールアーチだ。現行モデルの素直なラウンド形状から、シャープで力強い切れかいたホイールアーチとなった。
ボディ骨格を強固に組み立ててからアウターパネルを溶接するフルインナーフレーム構造を採用。高剛性化と軽量化を両立し、動的質感を大きく向上したという。
現行レヴォーグのボディサイズは
全長×全幅×全高:4690mm×1780mm×1490mm
ホイールベース:2650mm
である。
フロントオーバーハングの長さは新旧で完全に同じだ。エンジンが1.6ℓ/2.0ℓの水平対向4気筒DOHCターボから新開発の1.8ℓ水平対向4気筒DOHCターボにかわっても、フロントオーバーハングを切り詰めることができなかったわけだ。
全高は、新型の方が高く見えるが、これは写真の撮影角度の違いだろう。Aピラーの位置、Aピラーの角度も新旧で変わらない。
一方のボディ後半は、ホイールベースが新型は現行よりおそらく20-30mm延長された分、リヤのオーバーハングが短くなっている。ホイールベースが延長された分は、前席、後席の居住性の向上に使っていることがわかる。写真で見る限り、ラゲッジスペースが新型になって大きく拡大したようには見えない。ここは「スポーツワゴン」であって、あえてこうしているのだろう。
ルーフラインは、新型の方が後ろまで伸びている印象だ。これは後席の頭上空間の余裕につながっているはずだ。