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これは早く欲しい! 尖ったカタチの新型レヴォーグ


登場が2013年のスバル・レヴォーグ。まだまだ新しいクルマだと感じていたが、もはやフルモデルチェンジのタイミングが近づいた。そして今回の東京モーターショー2019でプロトタイプを発表。初代ではレガシィよりコンパクトなサイズを狙った商品性が受け、大人気となったこのモデル、果たして新型はどのような進化を遂げたのだろうか。

 走る愉しさをさらに追求した新型レヴォーグ。今回発表されたのは2020年後半にデビュー予定モデルのプロトタイプ。




「誰もが自分の意思で、運転をどこまでも愉しめる未来」を追求。現代は自動運転化に進んでいるのだが、その中にあってもこれまで同様に「安心と愉しさ」をコンセプトに開発が続けられる。




 高剛性化を図るべく、プラットフォームは第5世代のインプレッサ(2016年)から継承されたSUBARU GLOBAL PLATFORMを用い、さらにフルインナーフレーム構造を採用している。




 そして新開発の1.8ℓ水平対向4気筒ターボエンジンは希薄燃焼システムを採用し、燃費性能を高めている。

デザイン上でも小さく見せる意図は、様々な手法として見られる。フロント&リヤバンパーの下部をブラックアウトすることで、オーバーハングを短く見せる。また荷室部分のサイドウインドウの小型化もその一端だ。しかし、ここはワゴンのみという単一ボディのレヴォーグの商品性に大きく関わる部分。それだけに、スバルにとっての一番の見せ場でもあるはずだ。

 新しいデザインコンセプトは「BOLDER」(bold : 大胆な、果敢な)で、「意のままにクルマをコントロールする愉しさ」や「今までに経験したことのないアクティビティに向かってやチャレンジしてほしい」という思いを込めたという。通常、デザインコンセプトとは造形を示すことばとなるのだが、スバルは新型レヴォーグに対して、使う人に対する思いとしてのコンセプトを立ち上げた点が、極めて面白い。




 先代に対する特徴は、デザイン手法の点からも小さく、コンパクトに見せることに意が払われている。

まさに男前のリヤビュー。シンプルさではなく、作り込まれた緻密さとある程度の建築的な面白みがプレミアム感を演出している。

 またアイサイトも新設計となり、新開発のステレオカメラに加えて、360度のセンシングを実現するべく、4つのレーダーを装備する。これによって、プリクラッシュブレーキの作動範囲を、見通しの悪い交差点での出会い頭や、右左折時にまで拡大することができたという。




 さらにGPSに加えて、準天頂衛星「みちびき」を介して自車位置を正確に特定、高速道路上での道路形状を把握し、カーブ前減速や渋滞時のハンズオフ走行支援などを実現している。




 さらにスバルで初採用となるコネクティッド技術として、大きな事故ではクルマから自動警察や消防署に自動通報を行なう。また、ドライバーが体調不良になった時などには、ボタン一つでコールセンターに連絡する機能も備えた。

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