10月16日、FCAジャパンはアバルト595のスポーツモデル「アバルト595コンペティツィオーネ」に限定車「595コンペティツィオーネ・スティーレ」を設定し、10月26日より255台限定で発売すると発表した。税込車両価格は5速MT車が378万円、2ペダルの5速MTA車は395万円だ。
モデル名の「スティーレ」とは「スタイル」のイタリア語
ベースモデルの「595コンペティツィオーネ」は、595シリーズのなかでもっともスポーツ性能の高いモデル。180psと230Nm(スポーツスイッチ使用時は250Nm)を発揮する1.4L直列4気筒ターボエンジンをはじめ、スポーツサスペンションやブレンボ製ブレーキ、ハイパフォーマンスエキゾーストシステム「レコードモンツァ」などを採用。シートにはサーキット走行までを考慮し、体を包み込むようにホールドするサベルト製スポーツシートが採用されている。
この限定車は、このシートに代えて「595/595Cツーリズモ」と共通のサイドサポート部分の張り出しの小さい、通常タイプのスポーツシート(ブラウンのフルレザー仕様)を採用したのが特徴。ベース車のレーシーなイメージに対し、乗り降りのしやすさや普段使いでの使い勝手に重きを置いたことから、イタリア語でStyleを意味する“Stile”という呼称が与えられている。
ボディカラーはBianco Gara(ホワイト)、Rosso Abarth(レッド)、Grigio Record(グレー)の3色を設定。このうちRosso Abarthは、通常は595コンペティツィオーネには設定されていないボディカラーだ。また、トランスミッションはベース車と同様に、3ペダルの5速MTと2ペダルの5速MTAを設定。なお、各ボディカラーの発売台数はそれぞれMT車が40台、MTA車が45台となっている。