同じカブでも、ハンターカブやクロスカブは遊びバイクとしての要素が強い。そのためツーリング仕様にカスタムしているものが目に付いた。そうした中から2台の旅仕立てモデルを紹介してみよう。
REPORT●栗栖国安(KURISU Kuniyasu)
PHOTO●徳永茂(TOKUNAGA Shigeru)
初期型クロスカブをキャンプツーリング仕様にカスタム
| |
キャンプツーリングといえばやはりハンターカブCT110は外せない
生産終了後も根強い人気を誇るハンターカブCT110も、キャンプツーリングの定番モデル。そんなハンターカブを王道ともいえるキャンプ仕様にしたのがこのモデル。といっても大きく手を加えているわけではなく、ノーマル+α程度のカスタムで、オーナー自身が使いやすいようにしている。
変更箇所で目に付いたのは、トップブリッジを北米仕様のCT90に標準装備されていたハンドルロックタイプに変更している点。これはキャンピングカーの背面に固定する際、ハンドルを回転させて積載しやすくするためのもので、北米市場のレジャーシーンに合わせたシステムだ。他には、リアサスをYSS製に変更し、純正の予備燃料タンクを装備。サイドスタンドは左右に装着などだ。