
・月間販売台数 4547台(19年1月〜6月平均値)
・現行型発表 18年7月
・JC08モード燃費 23.8 ㎞/ℓ ※自然吸気のFF車(CVT)
REPORT●工藤貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●神村 聖(KAMIMURA Satoshi)
MODEL●森脇亜紗紀(MORIWAKI Asaki)
※本記事は2019年9月発売の「2019-2020年 軽自動車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。
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■+STYLE FUN・ターボ Honda SENSING
全長×全幅×全高(㎜) 3395×1475×1945
荷室長×荷室幅×荷室高(㎜) 1510(左)/1330(右)×1235×1365
ホイールベース(㎜) 2520
トレッド(㎜) 前/後 1310/1310
車両重量(㎏) 970
エンジン種類 直列3気筒DOHCターボ
総排気量(㏄) 658
最高出力(kW[㎰]/rpm) 47[64]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 104[10.6]/2600
燃料タンク容量(ℓ) 27(レギュラー)
トランスミッション形式 CVT
駆動方式 FF
タイヤ・サイズ 145/80R12
最小回転半径(m) 4.6
JC08モード燃費(㎞/ℓ) 23.6
車両本体価格 166万8600円
乗降性
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高い着座位置へ“登る”ような感覚で乗り込む一般的な商用車とは一線を画する乗降スタイルで姿勢も楽。床が低いから地面との段差が最小限で、子どもや年配の人でも楽に乗り降りできる。ただし、電動スライドドアの設定はない。
先進安全装備

撮影車両データ
ボディカラー:ガーデングリーン・メタリック
オプション装備:Gathersナビゲーションシステム(20万5200円)/フロアカーペットマット〈スタンダード〉(1万5120円)
ボディカラー

インパネ


前席
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サイズが大きく、厚いクッションの助けもあって座り続けても疲れにくいこだわりの運転席が自慢。長距離移動も安心だ。一方で助手席は小さく簡素なつくりで、これは折り畳むことを重視しているからだ。
後席
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まるで板を組み合わせたような、見るからに簡易的なシート。なおかつ足元も広くはない。これは助手席同様に床下格納時に小さく折り畳めることを重視しているからで、快適性は二の次と割り切っている。
ラゲッジルーム
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ハイトワゴンやスーパーハイトワゴンに比べると後席使用時でも荷室が広い。驚くのは後席格納時の大空間で、完全フラットな床と高い天地高が見事。こんな空間を用意しているのは、N-VANの他にはハイゼットキャディーくらいだが、ハイゼットキャディーはそもそも後席がない設計。後席を小さく畳めるN-VANの秀逸さが光る。
うれしい装備








シートアレンジ
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後席だけでなく助手席まで床下に収まり、しかもフラットで低い床になるのがライバルにない特徴。さらには床面にできる“溝”を埋めるボードまで備わっているのだから親切だ。一方で、格納性を重視したシートは座り心地が良くないので乗用には適さない。
オートカラーアウォード 2018グランプリを受賞

バイヤーズガイド



低床のおかげで、いろんな使い方ができる。車中泊仕様でもお店屋さん仕様でも、想像するだけで楽しくなる。個人的には+STYLEの車中泊仕様がお薦め。ベッドにした床下には荷物が積めるなど、しっかり使い勝手が考えられている。自分の部屋が持てないお父さんの新たな書斎としても活躍してくれるに違いない。
