BMWはこのほど、「X5」、「X6」のトップパフォーマンスモデル「X5 M/X5 Mコンペティション」、「X6 M/X6 Mコンペティション」を発表した。初披露の場は11月22日に開幕するロサンゼルス・オートショー2019で、2020年4月から欧州を皮切りに発売される予定だ。
コンペティション仕様の4.4LV8ツインターボは625psを発揮
両モデルに搭載される4.4L V型8気筒ツインターボエンジンは、600psと750Nmを発揮。8速AT(Mステップトロニック)とMモデル専用設計の4輪駆動システム「M xDrive」 を組み合わせることにより、0-100km/h加速タイムは両車いずれも3.9秒をマークする。
さらに新型では、高性能版の「コンペティション」を設定。エンジンの最高出力は625psにまで高められ、3.8秒の0-100km/h加速を実現している。
高性能エンジンの搭載に伴い、MサーボトロニックステアリングやMダイナミックモードを含むDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)、M仕様の電子制御ダンパーといった専用アイテムを組み合わせ、卓越したパフォーマンスを実現。Mライトアロイホイールを採用したホイールサイズは「X5 M」、「X6 M」で前後21インチ。コンペティション仕様ではフロントが21インチ、リヤ用が22インチとなる。
走行モードには、新型「BMW M8」から採用がスタートした「Mモード」を新設。このモードはサーキットトラックなどで、車両のポテンシャルを最大限に引き出せるもので、各種運転支援機能がオフまたは最低限に制限されるほか、メーターパネルやヘッドアップディスプレイの表示が専用画面となる。
エクステリアではフロントバンパーやキドニーグリル、フロントフェンダー後方に設置されるMギル、ルーフ&リヤスポイラー、ディフュザーエレメント付きリヤエプロン、ツインテールパイプのエキゾーストシステムが、Mモデルを主張。一方インテリアではMマルチファンクションシートやステアリングホイールなどにMバッジが装着される。