マグナと BAIC(北京汽車)グループと鎮江市政府は、継続 的な協力関係の新たな節目となる中国鎮江市の電気自動車生産合弁会社に関する鎮江市政府基本合意書の調印式を行った。両社からのエグゼクティブと鎮江市政府関係者がこの調印式に参加した。各規制当局の承認や諸条件を満たし、2019年第 4 四半期までに完了する予定。
BAICグループ管理下で操業するこの合弁会社は、マグナにとって欧州外で初めての完成車生産拠点への投資で、マグナの完成車開発と生産技術とBAICの中国国内での生産経験、中国での電動モビリティーをサポートするマーケティング拠点と販売網を組み合わせた協業関係になる。この生産拠点は、最大で年間18万台の生産能力がある。
マグナヨーロッパプレジデント兼マグナシュタイヤ―プレ
ジデントであるGünther Apfalter氏は、「マグナは、お客様向けに完成車生産をする実績があります」とし、「新エネルギー車の世界最大市場でマグナのe-モビリティー技術をさらに強化すべく、BAICと一緒に取り組めることをとても嬉しく思っています」とコメントしている。
BAICグループ総経理である張夕勇氏は、調印式で、「BAICの長期戦略でもあるオープン且つ共有を大事にする企業哲学と協力的且つ革新的な考え方が、マグナのような素晴らしいパートナーへ導いてくれました」とコメントした。
2018年6月に、マグナとBJEV(北京新能源汽車股份有限公司)は、中国の客先向けにプレミアム電気自動車を共同開発・生産すると発表した。2019年1月には、両社は、鎮江市の新しいエンジニアリンセンター開設とともに、NEVテストセンターを新設している。この拠点で生産される最初の電気自動車は、BJEV ARCFOXモデルで、2020年終わりに販売開始予定。また、この合弁会社は、他のお客様向けにも電気自動車の受託生産サービスを提供することが可能だ。