2019年度第2四半期(2019年7-9月期)の鋼材需要量は、前年同期比+0.8%の横ばい、前期比+3.0%の増加の2,301万トンとなる見通し。その内訳は以下のとおり。
・国内需要
〈建設部門〉土木部門で災害復旧工事等の国土強靭化政策に関連した大型公共投資が見込まれるものの、建築部門で住宅の消費税増税前の駆け込み需要の一巡等が見込まれることから、前年同期比で横ばい。季節的要因により、前期比では増加。
〈製造業部門〉輸出や生産の弱さが続いているものの、新型車導入効果や消費税増税前の駆け込み需要等による自動車需要の増加や、建設機械需要等の堅調な推移が見込まれることにより、前年同期比で横ばい。決算期という季節的な要因により、前期比では増加。
・輸出
自然災害の影響等で低水準だったこととの対比で前年同期比で微増。前期比では増加。
今期の粗鋼需要量は、2,589万トン。前年同期比+0.9%。前期比+0.3%。