ポルシェは、7月4〜7日に英国で開催されたモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、今年9月に市販モデルが発表されるポルシェ初のピュアEVスポーツ「タイカン」のプロトタイプを披露。元F1ドライバーのマーク・ウェバーによるデモンストレーション走行が行われた。
「タイカンの電力デリバリーは凄まじい!」(マーク・ウェバー)
ポルシェはタイカンのプロトタイプを使用したプロモーションイベント「ポルシェトリプルデモラン」を、7月からスタート。先ごろ中国・上海で行われた同イベントは、このたびその舞台を英国に移し、「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でデモランが行われた。
2年前にも同イベントに参加し、ポルシェ911 GT2 RSのステアリングを握ったマーク・ウェバーは、今回ドライブしたタイカンがプロトタイプであることを認識しつつも、モータースポーツの最高峰であるフォーミュラ1のドライバーを務めた経験がある自分でさえ、加速性能に驚きを覚えたという。
今後「ポルシェトリプルデモラン」は、米ニューヨークで7月13〜14日に開催されるフォーミュラE選手権のシリーズ最終戦で実施。2016年のル・マン・ウィナー、ニール・ジャニによるデモ走行が行われる。
なお、今年9月に市販モデルのワールドプレミアが予定されているタイカンは、最高出力600ps以上を引き出すモーターと90kWhのリチウムイオンバッテリーが搭載され、最高速度250km/h、0-100km/h加速3.5秒以下、0-200km/h加速12秒以下を実現する性能が与えられることが明かされている。