すでに躍動的なスタイルと走りの魅力に溢れている新型スープラだが、エアロダイナミクスや質感にもこだわったGR パーツを取り付ければ、その魅力はいっそう輝きを増すに違いない。
REPORT●小林秀雄(KOBAYASHI Hideo)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
※価格は取り付け費を含まないメーカー希望小売価格(消費税8%込み)。
期待を一身に背負って開発された渾身の逸品
新型スープラをカスタマイズすること。それは今、世界中のスポーツカーファンに新たに与えられた、最も挑みがいのある挑戦である。
いち早く新型スープラ用のエアロパーツとアルミホイールを発売したTRDは、94年に先代のJZA80スープラをベースとしたコンプリートカー「TRD3000GT」を発売。歴史を通してスープラと深い関係を築いてきた。だが、新型スープラはトヨタとBMWの共同開発ということで、開発過程では情報共有で苦労する面もあったという。
それでも、トヨタから提供された開発試作車をテストコースで徹底的に走らせ、パーツの性能目標を設定。これまで蓄積してきた知見を活かし、試作、テスト、改良を繰り返してベストなハンドリング性能と高速域でのスタビリティを追求した。素材にはリアルカーボンを採用し、車格に見合ったルックスも実現している。
鍛造の19インチアルミホイールは、大径感と繊細さを併せ持つメッシュデザインが特徴。スポークのコーンケーブと断面形状にこだわり、荷重分散を最適化。高い剛性を確保することで、ハンドリングレスポンスの向上だけでなく、ブレーキ鳴きの低減までも実現した。
新型スープラを手に入れる僥倖に恵まれ、自らのセンスでカスタマイズに挑むオーナーに、空力の前後バランスを整え、ハンドリングを向上させるGRパーツは、高い満足感を与えてくれるに違いない。
〈GRフロントスポイラー〉34万5600円
〈GRリヤサイドスポイラー〉17万2800円
〈GRサイドスカート (地上高約4㎜ダウン)〉 37万8000円 〈GRサイドドアガーニッシュ〉39万9600円
〈GRトランクスポイラー〉21万6000円
〈GRドアミラーカバー〉11万160円
〈GR19インチ鍛造アルミホイール〉69万1200円/1台
〈TOYOTA GAZOO Racing Recorder〉9万1800円
〈GRラゲージマット〉1万7280円
〈GRプロジェクション イルミネーション〉 1万7496円
速さと質感への強いこだわり
鍛造の19インチアルミは、センターナットを中心に均等に荷重を分散。前後で異なる断面チューニングを施すなど、目に見えない部分までつくり込まれている。