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Country:Germany
Debut:2016年4月(GTS追加:17年10月)
車両本体価格:712万円~1092万2000円
REPORT●塚田勝弘(TSUKADA Katsuhiro)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
左右2灯式のLEDテールランプは立体感のある造形で、中央にブランドのロゴとグレード名を配した最新のデザインが採用されている。「S」と「GTS」は、丸型のデュアルエキゾーストにより精悍なリヤビューを強調する。
718ボクスターになった現行型は、水平対向4気筒ターボをミッドシップにマウントする。「ボクスター」は2.0ℓターボ、「S」と「GTS」は2.5ℓターボを搭載。「S」の2.5ℓは、可変タービンジオメトリーを採用する。
19インチが標準の「S」は、オプションで20インチも選択可能。写真は標準装備のホイールで、エンブレム付きホイールセンターキャプが備わる。前後ともに4ピストンのブレーキは、モノブロックキャリパーが標準でセラミックコンポジットブレーキはオプション。
水平基調のコックピットは適度にタイトで、「S」はスムースレザー仕上げが標準になる。7インチタッチディスプレイ、USBインターフェイスなどの「PCM」に「コネクト・プラスオプション」を加えると、Wi-Fiホットスポット、「Apple CarPlay」が利用できる。
写真の「スポーツシート プラス」は、「GTS」に標準で、それ以外にはオプション。座面と背もたれのサイド部が硬めのクッションになり、高いホールド性が得られる。すべてのシートにオプションでシートヒーターを設定できる。
6速MTと、2ペダルのデュアルクラッチトランスミッション、7速PDKを設定する。6速MTのシフトフィールは、剛性感が高く、気持ち良くシフトチェンジが決まる。ヒール&トーがしやすいペダル配置も最適で、オフセットなどの右ハンドル化のネガは感じない。
フロントのトランクは150ℓ、リヤのトランクは125ℓという荷室容量で、リヤはソフトトップを閉めた状態でも広さは変わらない。前後ともに小さめのスーツケースが収まり、2名での数泊の旅行にも対応する。
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