2019年5月のセールスのレポートを各社が出している。ここでは、ホンダNSX、レクサスLC、日産GT-Rという日本が世界に誇るスーパースポーツが北米でどのくらい売れているか見てみよう。
レクサスLC:137台
レクサスのスポーツクーペLCは、5月の137台売れた。昨年同月が154台だったから、悪くない成績だと言えるかもしれない。しかし、1-5月で見ると2018年が855台で2019年が579台だから、販売のペースは鈍ってしまっている。
いうまでもなく、スポーツカーの最大の市場はアメリカである。歴史的に北米で売れないスポーツカーがビジネス的に成功を収めたことはない。そのため、スポーツカーの商品企画は北米でどう売るか、が極めて重要になる。という極めて当たり前の話は置いておくとして、各モデルの2019年5月のセールス状況を見てみよう。
アキュラNSX 2019年5月:30台
日産GT-R:18台
さすがにモデルライフが10年を超えたGT-Rは、数は売れないようだ。2019年5月18台で昨年同月が74台。1-5月の数字を比べても、2018年が244台だったのに対して2019年は144台となっている。
ちなみにポルシェ911:613台
3モデルのライバル(?)、ポルシェ911は、613台売れている。NSXとLCとGT-Rを足した3倍の売れているのだ! さすが911といったところか。
1-5月でいうと、2018年が4116台だったのに対して2019年が4162台。ほぼ変わらぬ人気を誇っているわけだ。
ついでなのでレクサスLS:462台
レクサスのフラッグシップセダンであるLSは、462台だった。昨年同月が908台だったから、現行LSはメインマーケットの北米で苦戦していると言わざると得ない。1-5月が2340台。昨年同期が3580台だった。
ポルシェ・パナメーラ:521台
ポルシェの4ドアサルーン、パナメーラの方がレクサスLSより売れているのだ!
パナメーラ
5月521台(昨年同月が896台)
1-5月で3211台(昨年同期が3838台)