ルノー・マルチセンスや R-Link2など、先進的なインターフェースを採用したうえ、スマートフォンとの連携機能も充実し、高度なユーティリティを実現している。コンフォート性能の面でも大きく進化した、新型メガーヌの使い勝手をチェックしていこう。
TEXTZ●小林秀雄 (KOBAYASHI Hideo)
PHOTOZ●平野 陽 (HIRANO Akio)/宮門秀行 (MIYAKADO Hideyuki)
〈 取材車のプロフィール〉GT &スポーツ・ツアラーGT
ボディカラー:ブルー アイロンM
インテリアカラー:ブラック
ボディカラー:グリ チタニアムM
インテリアカラー:ブラック
〈運転席まわり〉デザインとユーティリティが調和したドライバーズ空間
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メーターには7インチフルカラーTFTモニターを採用。左側に水温計、右側に燃料計を備える。中央のメーターは速度計、回転計、シフトポジション、運転支援システムの機能、シートベルト警告灯など、さまざまな情報表示に対応。選択した走行モードに応じて画面が変化するほか、車両設定のメニューからパネルのカラーを緑、青、黄、赤、紫の5色から選ぶこともできる。
ドアを解錠して運転席に乗り込む際には、メーターパネルとセンターモニターにウェルカムムービーを再生。高揚感を高めるサウンドとともに、メガーヌのフロントフェイスと“RENAULTSPORT”のロゴが表示される。
メーター下側のインフォメーションディスプレイにはトリップコンピューター情報を表示。平均燃費や走行可能距離のほか、瞬間燃費、走行距離、平均車速などを確認できる。
ステアリングの左右スポーク部分にスイッチを装備。左側はスピードリミッター/クルーズコントロールの操作スイッチ、右側はインフォメーションディスプレイ、ハンズフリー通話、音声操作などの操作スイッチを備える
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〈オーディオ&空調〉スマートフォンとの連携機能を強化
パーキングセンサー/リヤカメラ
超音波センサーを使って障害物との距離を視覚的に表示するパーキングセンサー(「GT-Line」はリヤセンサーのみ)と、後退時の車両後方の映像をモニターに表示するリヤカメラを装備。車庫入れや発進時の安全をサポートする。
スマートフォンと接続
iPhone のApple CarPlay およびアンドロイド端末のAndroid Autoに対応。USBで端末と接続すれば、マップ機能やオーディオの再生、通話やショートメッセージの送受信など、それぞれの機能をモニター上で操作することができる。
イージーパーキングアシスト
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〈居住性&乗降性〉ゆったりとした空間を確保
新型メガーヌはロングツーリングにも向いた快適な居住空間を実現。後席のニースペースは約216㎜確保され、リヤシートの背もたれ傾斜角は約27°と、長距離でも楽な姿勢を保つことができる。乗降性も良好で、ファミリーカーとしての資質の高さも実感させる。
GTスポーツシートの大きなサイドサポートが、乗り降りする際には少し妨げとなることを除くと、乗降性はおおむね良好。ドア開口部も大きく、ルーフラインも水平に近い軌道を描いているため、必要以上に上半身を屈める必要がなく、自然な姿勢で乗り降りできる。
うれしい装備 ①
〈アンビエントライト〉緑、青、黄、赤、紫の5色から選べる間接照明を装備。
〈室内の収納スペース〉気の利いた多彩な収納を完備
フル乗車したとしても、乗員各自が物の置き場に困ることのない豊富な収納スペースを装備。フロントのアームレストやカップホルダーには可動機構を備えるなど、使い勝手に対する配慮も行き届いている。
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うれしい装備②
〈ハンズフリーカードキー〉カードキーを携帯しておけば、ドアノブを操作するだけで解錠と施錠が可能。リモコンスイッチも備わり、ルームランプ点灯用のスイッチを押せば、暗がりで自車位置を確認するのに便利。
〈ラゲッジルーム〉広大で使い勝手のいい荷室
開口部からフロアまでの深さは約210㎜。深さがある分、しっかりとした容量が確保されており、通常の状態でもかなり大量の荷物を積載することができる。後席シートは6対4分割可倒式で、荷物の大きさや量、乗車人数に応じて荷室と後席の空間をアレンジできる。背もたれを倒すだけのシンプルなシングルフォールドで、シートとフロアの間には約120㎜の段差ができる。
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スポーツ・ツアラーGTのラゲッジルーム
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