昨年、国道26号線(阪南市桃の木台)と国道423号線(豊中市上新田)に突如、現れたレーザー式の固定オービス。方やL型の筐体にレーザースキャンセンサーを組み込み、方やLHシステムの端末と独立レーザースキャンセンサーのコラボとカタチこそ違え、いよいよ移動オービスにとどまらず、固定式もレザー式オービス化されるのかと話題になったのも事実。が、2機とも設置されたのは大阪府警の管轄内であり、その後、全国に広まった形跡は全くない。まさか大阪府警と東京航空計器のコラボによるオリジナル?と思っていたら、案の定、この2月に、またもや大阪府枚方市に、府内3つめのレーザー式固定オービスが現れた!
もちろん、レーダー探知機は無効です!
☆新設オービスDATA(機種変更)
場所:大阪府枚方市招堤大谷2
道路:国道1号線
キロポスト:ー
方向:南行き(下り)
機種:LiH(レーザー式Hシステム)
速度計測方法:レーザースキャン方式
制限速度:50km/h
国道1号線を京都方面から大阪方面へ。府境を過ぎてすぐのところで、2連Hシステムが待ち構えていたのだが、この2月、そのHのユニットを撤去し、残ったアーチにLHシステムの撮影端末をセット。あとは路肩にレーザースキャンセンサーを設置して、レーザー式Hシステム、LiHの出来上がり、となったわけだ。
この手法は昨年、大阪府の国道423号線北行き、豊中市上新田に設置されたLiHと同じ。LHを設置するには、当然、2車線にループコイルを埋設する必要があったが、センサー1機で複数車線を捕捉できるレーザー式はその必要なし。かなりのコストダウンになったはずだ。(本体代にもよるが)
大阪府には現時点で撤去対象となっている3機のHシステムが稼働しているが(阪神高速の元祖Hは除く)、果たして第4のLiHは登場するのか。はたまた他府県にも飛び火するのか? いずれにしてもレーザー探知の実効性がまだ証明されていないだけに(探知した時にはすでに撮影済みの可能性も…)、ドライバーにとってはまさに驚異の的。警察の動向に、注目だ!