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MaaSに取り組むデンソー、マイクロモビリティのシェアサービスを提供するBond Mobility(ボンド・モビリティ)に出資


デンソーは5月2日、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)開発を加速させるため、マイクロモビリティのシェアサービスを提供するBond Mobility Inc. (本社:アメリカ合衆国カリフォルニア州、CEO:Raoul Stöckle)に出資したと発表した。

 デンソーは、より安心・安全で快適なモビリティ社会の実現に向け、コネクティッド分野を技術開発の注力分野とし、MaaSの実現に貢献するクラウド技術や車載技術など、要素技術の開発を行っている。MaaS領域においては、国内外の戦略的パートナーシップを積極的に進めることで、サービス事業者のニーズや課題の把握を行ない、市場ニーズ先行型の事業開発を推進している。




 近年、世界各国の都市圏では、CO2排出と交通渋滞が社会問題となっており、新たな移動手段として、マイクロモビリティシェアサービスの活用に期待が寄せられている。




 マイクロモビリティとは、自動車よりコンパクトで小回りが利き、環境性能に優れ、地域の移動の足となる車両のことをいう。今回デンソーが出資を行なうBond Mobilityは、現在、スイスのチューリッヒ市とベルン市の2都市で、eバイク(スポーツタイプの電動アシスト付自転車で、NERE社は最高時速45kmの高機能型eバイクをサービス提供)のシェアサービス事業を展開しており、デンソーはこの出資を通じて、乗用車だけでなく2輪車なども活用した総合的な都市型MaaSにおけるニーズや課題を抽出し、技術開発をさらに加速させる。




 また、Bond Mobilityはこの出資を受け、欧米におけるシェアサービス事業をさらに展開していくとともに、外部サービスとの連携や、車両配置および台数の最適化を進め、都市環境におけるマイクロモビリティシェアの新しいビジネスモデルを構築し、利便性向上と利用者の拡大に取り組んでいく。

Bond Mobility社の概要


社名:Bond Mobility Inc. (ボンド・モビリティ)


設立年:2017年


所在地:米国カリフォルニア州Palo Alto市


社長兼CEO:Raoul Stöckle


事業内容:マイクロeモビリティシェアサービスの開発と提供




スピード・ペデレック・エレクトリック・バイク(Speed Pedelec Electric Bike)と呼ばれる最高時速45kmの高機能型eバイクを利用した世界初のシェアサービス事業者。従来の自転車シェアや電動スクーターシェアよりも広範囲な移動を実現し、高いユーザー満足度を獲得。

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