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数年前から続くオービス撤去の嵐の中、何故か無風状態だった北海道で、3機のHシステムが一気に撤去されたのは昨年秋から冬にかけて。全道に70機のHシステムを擁するH王国もいよいよ崩壊か? と当サイトでもお伝えしたが、この春、さらに10機のHが撤去されたという情報が、当情報局に飛び込んできた。さらに、これに呼応するかのように、札幌市で可搬式移動オービスによる取り締まりの目撃情報が! 今後、観光ドライブシーズンに向けて、北海道警の速度取り締まり動向が、気になる!
移動オービスの増殖は来年以降?
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全国に設置されているHシステムの全数が撤去対象になっていることは既知の事実。今回の北海道での大量撤去は予想されていたいたことであり、それほど驚くことではない。
が、ほぼ直線でほとんど信号のない、いわゆるスピードの出やすい道路が、広大な大地に散在する北海道では、やはり、人手をわずらわせることなく取り締まりができるオービス(Hシステム)は、北海道警にとっても貴重な取り締まり手段であるはずなのだが、いまのところ、撤去ポイントに代替えの新規オービスが設置される気配はない。いわゆる取り締まり事情をよく知らない県外(道外)ドライバーがマイカーやレンタカーで道内を走り回る、これからの観光シーズンに向け、北海道警は交通取締にどう対応するのか、北海道民ならずとも、気になるところだ。
そこで考えられるのが、まずは、北海道警がこの4月に導入を発表した、可搬式移動オービスの活用だが、北海道警察の移動オービスの入札結果を見る限り、まだ1台しか導入されていない。たぶん、しばらくは試験運用され、実用に即していると判断されれば追加調達されるのだろう。今のところは増殖の可能性は低い。
その代わりに(?)、速度自動測定装置搭載車、いわゆるレーザーorレーダーパトカーと、可搬式速度測定装置、つまりネズミ捕り用のレーダーを相当数、調達しているところを見ると、やはり主役はまだ、従来の手段、というところだろう。
いずれにしてもこれからの観光シーズン、北海道警にとっては恒例の交通取締のかき入れ時であることは事実。特に北海道旅行を予定しているなら、文字通り、「知らない道には罠がある」という認識が必要です!
※撤去オービスの詳細は、現地調査終了後に、アップ予定